Windows 11で既定のブラウザ設定が容易なFirefox、リバースエンジニアリングの結果

2021年9月17日 07:47

印刷

記事提供元:スラド

headless 曰く、 Windows 11 で既定の Web ブラウザーを変更しようとすると無意味に手間がかかる中、Firefox のみアプリ側から一括変更できるようになっているが、これは Microsoft が Windows 10 で Microsoft Edge を既定に設定する方法を Mozilla がリバースエンジニアリングした結果なのだという (The Verge の記事Neowin の記事On MSFT の記事Softpedia の記事)。

この変更が導入された Firefox 91 以降では、Firefox の設定画面 (about:preferences) の「一般」で「既定のブラウザーにする」をクリックすれば Firefox が既定の Web ブラウザーになる。それ以前のバージョンでは他の Web ブラウザーと同様、「既定のブラウザーにする」をクリックすると Windows の「設定→アプリ→既定のアプリ」ページが開くだけだった。

一方、Microsoft が The Verge に語ったところによれば、Firefox の動作は Windows 10 で搭載された既定のアプリハイジャック防止機能を迂回するものであり、サポートされないとのこと。Microsoft が何らかの対策をとる可能性もあるが、そもそもアプリ側で既定の Web ブラウザーを一括設定する機能は Microsoft Edge に搭載されているものであり、Firefox だけをブロックするというわけにはいかないだろう。

 スラドのコメントを読む | ITセクション | マイクロソフト | Firefox | Mozilla | インターネット | Windows | IT

 関連ストーリー:
Windows 11、既定のWebブラウザーを変更しにくくしていると批判される 2021年08月21日
Windows 10 Insider PreviewでIE11が無効化される 2021年05月22日
iOS 14で追加された既定の電子メールアプリやWebブラウザーの変更機能、デバイスを再起動すると設定がリセットされるバグ 2020年09月19日

※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。

関連キーワード

関連記事