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イトーヨーカドー、カートとスマホ活用の新型セルフレジ導入 コロナ対策にも
食品売場入口(左上)と会計エリア(右上)。下はカート型セルフレジ(左下)とスマホ型セルフレジ(右下)(画像: 東芝テックの発表資料より)[写真拡大]
イトーヨーカ堂と東芝テックは、ショッピングカートやスマートフォンを活用した新型セルフレジシステムについて、イトーヨーカドー店舗への導入を開始した。商品をカートに入れる際、買い物客がバーコードを読み取り決済するもので、東京都墨田区京島の曳舟店など4店舗に導入されたほか、2021年度中に9店舗に追加導入する。
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バーコードの読み取りは、店舗が貸し出すショッピングカート付属のタブレットとスキャナーを利用する方法と、買い物客自身のスマートフォンにアプリをダウンロードして行なう2通りある。
いずれの場合も買い物客が店内で買い回りする際、バーコードを読み取って購入商品を登録した後、会計機に登録内容を送信すればよい。支払いは現金、クレジットカード、コード決済、電子マネーなどこれまで通りの方法を選択できる。決済の終了後、清算済みレシートをセキュリティゲートにかざせば、ゲートが開いて通行可能になる。
コロナ禍で密状態の回避が求められる中、レジ待ちの行列解消や、買い物客と従業員の接触機会の削減がスーパー経営上の課題に浮上してきた。新システムはこれら課題の解決を目指して導入しているもので、曳舟店のほか、東京都小金井市本町の武蔵小金井店、さいたま市浦和区仲町の浦和店、千葉県松戸市日暮の八柱店に導入されている。
新型コロナウイルス感染症の第5波は、新規感染者数がようやく下降線をたどるようになったものの、過去の感染状況と比較すると依然として高い感染者数になっている。スーパーや百貨店など大型商業施設従業員の感染も後を絶たず、感染防止に向けたよりいっそう充実した対応がスーパーに求められている。(記事:高田泰・記事一覧を見る)
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