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【映画で学ぶ英語】『ワイルド・スピード/ジェットブレイク』の名セリフ5選
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8月6日に公開される『ワイルド・スピード/ジェットブレイク』はカーアクション映画「ワイルド・スピード」シリーズの最新作だ。
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ヴィン・ディーゼル演じるドミニク・“ドム”・トレットと仲間たちの活躍を描く同シリーズは、第1作の公開から20年目を迎えた。
簡単な英語で印象に残る数々の名セリフを残してきた「ワイルド・スピード」シリーズ。9作目となる本作にも、シリーズの過去を振り返る含蓄のある名セリフが散りばめられている。
今回は映画の前半から、「ワイルド・スピード」シリーズの歴史上重要な意味を持つセリフを5つ取り上げて解説したい。
■『ワイルド・スピード/ジェットブレイク』のあらすじ
危険な仕事から足を洗ったドムは、妻・レティ(ミシェル・ロドリゲス)や息子・ブライアンとともに田舎で穏やかな日々を送っていた。
そこにかつてのチームメイトが新しい任務を持ってやってくる。今回のミッションは、世界中のコンピュータや兵器システムを乗っ取ることができるプロジェクト・エリーズをドムの実弟・ジェイコブ(ジョン・シナ)の手から守ることだ。
これまでその存在が知られていなかったドムの弟との戦いのなかで、彼の知られざる過去も明らかにされていく。
■Do you hate him enough that it keeps you up at night?
「ジェットブレイク」では前作「ICE BREAK」に登場した美人ヴィラン・サイファー(シャーリーズ・セロン)が戻ってくる。
前作で人の弱みにつけ込む性格の悪さが印象に残ったサイファー。本作でもジェイコブを利用できるかどうか探りを入れるため、上にあげたセリフを放つ。
訳あってドムと仲違いすることになったジェイコブが、ドムのことを夜眠れなくなるほど憎んでいるか、という意味である。
Keep someone up (at night)は「(夜に)人を寝かせない、起こしておく」という意味で頻繁に使用されるイディオムなので、覚えておくとよいだろう。
■We are not normal.
ドムの仲間のひとりであるローマン(タイリース・ギブソン)がこれまでの冒険を振り返って、「俺たちは普通でない」と述懐するセリフ。
「ワイルド・スピード」シリーズは特に6作目以降、戦車や潜水艦とのカーチェイスといった荒唐無稽なシーンが目立つようになった。
非現実的なスタントにも生き残るドムの仲間たちは普通の人間ではない、ということだろう。だが、こういったセリフが何故かピッタリ決まるのもシリーズの魅力と言えるかもしれない。
■There’s peace for me in the chaos.
シリーズの主人公であるドムと結婚した幼なじみ・レティのセリフ。シリーズ1作目から登場する彼女は事故で記憶喪失になったり、ドムが元恋人・エレナとの間に授かった息子の母親になったりと、波乱万丈の人生だった。
そんな彼女がドムとの関係を「カオス(混沌)のなかに私の平和がある」と端的に表現したのがこのセリフである。
■Say hello to the 2-second car.
本作ではタイトルや予告編が示唆するように、ロケット自動車が登場する。このセリフは、シリーズ3作目「TOKYO DRIFT」の主人公・ショーンたちが開発したロケット自動車がお披露目されるときのものである。
Say hello toは「~に挨拶する、よろしくと伝える」という意味から、新しいものを披露するときにも使われるイディオムだ。
■Some birds can’t be caged.
イギリスのベテラン女優・ヘレン・ミレンが演じるマグダレーン・“クイニー”・ショウのセリフ。「カゴから抜け出す鳥もいる」という意味である。
クイニーは2019年に公開された「ワイルド・スピード」シリーズ・スピンオフ作品「スーパーコンボ」の結末で刑務所に入っていた。
本作で彼女はロンドンで泥棒生活に戻っており、「スーパーコンボ」の結末で脱獄に成功したことをうかがわせる。
Birdにはイギリス英語のスラングで「若い女性」という意味もあることを考慮すると、このセリフの含蓄が理解できるだろう。(記事:ベルリン・リポート・記事一覧を見る)
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