東京為替:ドル・円は弱含み、クロス円が下押し

2021年6月18日 17:09

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記事提供元:フィスコ


*17:09JST 東京為替:ドル・円は弱含み、クロス円が下押し

18日の東京外為市場でドル・円は弱含み。米長期金利の持ち直しでドル売りは後退し、午前中に110円33銭まで値を上げた。日本株の下げ渋りで、円買いも抑制された。ただ、ユーロ・円などクロス円の続落に追随し、ドルは午後の取引で109円98銭まで値を下げた。

・ユーロ・円は131円43銭から130円81銭まで下落した。
・ユーロ・ドルは1.1925ドルから1.1885ドルまで値を下げた。

・17時時点:ドル・円110円00-10銭、ユーロ・円131円00-10銭
・日経平均株価:始値29,136.74円、高値29,136.74円、安値28,957.98円、終値28,964.08円(前日比54.25円安)

【金融政策】
・日銀:

—新型コロナ対応資金繰り支援特別プログラム(賛成8:棄権1)

期限を2022年3月末まで半年間延長

—長短金利操作(賛成7:反対1:棄権1)
短期金利:日本銀行当座預金のうち政策金利残高に—0.1%のマイナス金利を適用。
長期金利:10 年物国債金利がゼロ%程度で推移するよう、上限を設けず必要な金
額の長期国債の買入れを行う。

-資産買入れ方針(賛成8:棄権1)
ETFおよびJ-REITについて、それぞれ年間約12兆円、年間約1800億円に相当する残高増加ペースを上限に必要に応じて買入れを行う。
CPほか社債などについては、2021 年9月末までの間、合計で約20兆円の残高を上限に、買入れを行う。

【要人発言】
・日銀(声明)
「国内景気、感染症で引き続き厳しい状態にあるが、基調としては持ち直している」
・黒田日銀総裁
「必要があればちゅうちょなく追加緩和措置」
「政策金利、現在の長短金利水準または下回る推移を想定」
「生鮮除く消費者物価指数の前年比、目先0%付近で推移すると予想」

【経済指標】
・日・5月全国消費者物価指数(生鮮品除く):前年比+0.1%(予想:0.0%、4月:-0.1%)
・英・5月小売売上高(自動車燃料含む):前月比-1.4%(予想:+1.5%、4月:+9.2%)
・ユーロ圏・4月経常収支:+228億ユーロ(3月:+178億ユーロ)《TY》

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