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漫画『前科者』22年に岸善幸監督で実写映画化、主演・有村架純が罪を犯した者と向き合う“保護司”に
原作・香川まさひと、作画・月島冬二による漫画「前科者」が2022年に実写映画化。監督は岸善幸、主演は有村架純が務める。
■“保護司”にフォーカスした漫画「前科者」が実写映画化
「前科者」は、2018年1月から「ビッグコミックオリジナル」(小学館)で連載がスタートした漫画。同作品でフォーカスしているのは、罪を犯した「前科者」たちの更生・社会復帰を助ける“保護司”の仕事だ。国家公務員であるものの報酬は一切なく、あくまでボランティアとして仕事に励む“保護司”が、罪を犯した者たちと向き合い、奮闘していく姿を描いた作品で、2019年の「第3回さいとう・たかを賞」では最終候補に選ばれた。
原作は、テレビドラマ「監察医 朝顔」の原作や『クヒオ大佐』『羊の木』など映画の脚本も担当している香川まさひとが手掛ける。また、作画は月島冬二が務めている。
■主人公・阿川佳代役に有村架純
そんな、社会派ヒューマンドラマ「前科者」が、主演に有村架純を迎え実写映画化。映画『花束みたいな恋をした』や『るろうに剣心 最終章 The Final』の好演が記憶に新しい有村架純が、コンビニでアルバイトをしながら“保護司”という仕事に就く主人公・阿川佳代役を演じる。
■監督・脚本は『あゝ、荒野』の岸善幸
監督・脚本は、2016年に初の映画監督作品『二重生活』を発表し、翌年に公開された映画『あゝ、荒野』で報知映画賞、日刊スポーツ映画大賞、ブルーリボン賞などの作品賞を受賞した岸善幸が担当。自らの視点や徹底的な取材を通して、ドキュメンタリー番組やテレビドラマなど数多くの映像作品を手掛けてきた岸が、漫画「前科者」を本格社会派エンターテイメント作品として描き出す。
■完全オリジナルの社会サスペンス作品
なお、映画『前科者』の劇場公開に先駆け、2021年秋にはWOWOWにてドラマの放送・配信を行う予定。新人“保護司”・阿川佳代が様々な「前科者」と向き合い成長する姿を描く職業ドラマとなっており、その数年後の世界を描いた映画は、佳代が“保護司”として現在進行形の凶悪犯罪と向き合う完全オリジナルの社会サスペンスとして制作される。
■作品詳細
映画『前科者』
公開時期:2022年
原作:「前科者」<原作/香川まさひと・月島冬二「前科者」(小学館「ビッグコミックオリジナル」連載)>
監督・脚本・編集:岸善幸
出演:有村架純
制作プロダクション:日活・テレビマンユニオン
配給:日活・WOWOW
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