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便利になった車の装備
ウオッシャー液は常時十分な量を補充しておくのが良い ©sawahajime[写真拡大]
●トランクオープナー
現在の車は、トランクオープナーや燃料タンクキャップは、車室内からワンタッチで開く事が出来る。
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しかし、昔は全て一旦エンジンを切ってキーを抜き、トランクに回ってキーでロックを解除して操作した。トランク内の荷物が盗難に遭わないためには、通常はロックされている必要がある。
給油口キャップも鍵が付いていて、当時は「セルフサービスのスタンド」なんてものは存在しないから、その都度エンジンキーを渡して給油して貰った。
勿論、トランクを開ける必要がある都度、エンジンを止め、キーを抜いてトランクに回って、トランクのキー穴に差し込んで開く事になる。
1960年代のヒルマンの場合、トランク開閉用のノブがあって、普段開閉する場合はノブを回してワンタッチで開き、駐車して車を離れる際には、ノブの蓋を開いてキーでノブが回らない様にロックする方式で、一般の車よりは便利だった。
しかし、通常自宅に駐車しておく場合には、トランクはロックしておくのが普通だ。従って、出先で買い物して、トランクに積み込む場合は、トランクロックを解錠する作業が必要となるのが結構面倒だった。
その後、運転席の横の床面にレバーを設けて、ワイヤーでトランクまで這わせ、トランク内側のロック機構を内部から解除してトランクを開ける部品が登場した。早速設置したが、当時としては予想以上に便利な品だった。
●ウインドウオッシャー
今では普通に装備されているウインドウオッシャーが、社外品の部品として初めて登場した際は、ダッシュボードに装着した「喫茶店のコーヒーフレッシュ」より2回り位大きなサイズの「ゴム製のボタン?」を押すと、押し出された洗浄水がフロントガラスにかかる様なシステムだった。
ウインドウオッシャーの無い車を想像して貰いたい。
泥水を被る事もあれば、虫がぶつかって潰れたり、鳥に糞を掛けられる事もある。現在の電動ウオッシャー登場で、どれだけ便利になった事か。
ウオッシャー液のタンク容量は結構大きいが、補給には気を付けておきたい。
筆者は神戸在住で瀬戸内の温暖な気候のエリアだから、普段は洗車のついでに水道水を補給している。しかし、冬場に水道が凍結するエリアの住人や、スキー場や寒冷地へのドライブ機会が多い向きは、凍結すると大きなダメージを与えるため、市販のウオッシャー液を常用したい。
詳しくはウオッシャー液メーカーの説明を熟読願いたいが、普段は何倍かに希釈して使う。
しかし、特に極寒のエリアへ行く場合は、原液のまま使用するのが一般的だ。その際、普通の水で満タンの場合は、モーターで噴射させ続けるよりも、100円ショップで手に入る「灯油ポンプ」を使うと良い。
万一の燃料エンコの際にも使えるから、トランクに放り込んでおけば役に立つかも知れない。
●リヤデフォッガー
熱線プリントによるリヤガラスの曇りを除くリヤデフォッガーは、最初の頃はフロントガラスの曇り止め方式と同様、温めた空気をガラスに向けて吹き出すシステムだった。
しかし、フロントガラスの場合でも、エンジンが温まって、温水が回るまでは効き目が悪い。本来、デフォッガーが最も欲しいのは、エンジン始動直後だ。
これは程なく、現在一般的になった「熱線プリント」式になった。
気温の低い冬場は、バッテリー性能は相対的に低下する。冬場は、消費電力が大きい「シートヒーター」「リヤ熱線プリントデフォッガー」「ハザードワーニング」は無駄に使わない様に心がけると良いだろう。(記事:沢ハジメ・記事一覧を見る)
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