関連記事
1日の米国市場ダイジェスト:NYダウ171ドル高、大型インフラ計画やISM製造業景況指数を好感
*07:44JST 1日の米国市場ダイジェスト:NYダウ171ドル高、大型インフラ計画やISM製造業景況指数を好感
■NY株式:NYダウ171ドル高、大型インフラ計画やISM製造業景況指数を好感
米国株式市場は上昇。ダウ平均は171.66ドル高の33153.21ドル、ナスダックは233.23ポイント高の13480.11で取引を終了した。バイデン大統領が発表した大型インフラ計画が景気をさらに押し上げるとの期待に寄り付き後、上昇。3月ISM製造業景況指数が1983年来で最高を記録する良好な結果を好感し、上げ幅を一段と拡大した。また、長期金利の低下を受けてハイテクも買われ、上昇を後押し。終日堅調に推移した。セクター別では、半導体・同製造装置、エネルギーが上昇した一方、自動車・自動車部品が下落。
デジタル・ソリューション・プロバイダーのウエスタンデジタル(WDC)は、日本の半導体メーカー、キオクシアホールディングス(旧東芝メモリホールディングス)買収を検討していると報じられ、上昇。同じく、キオクシアの買収を模索しているとされる同業マイクロン・テクノロジー(MU)も、加えて予想を上回った決算や第3四半期の業績見通しが好感され、上昇した。一方で、製薬会社のジョンソン・エンド・ジョンソン(JNJ)は新型コロナウイルスワクチンの生産委託先の工場で人為的ミスが生じ供給に遅れが生じていることが報じられ、下落。自動車販売のカーマックス(KMX)は予想を下回った決算が嫌気され、下落した。
暗号通貨取引所コインベースは、4月14日にナスダック証券取引所に上場、ティッカー(COIN)で取引を開始する計画を発表した。
Horiko Capital Management LLC
■NY為替:米雇用関連指標悪化でドル買い縮小
1日のニューヨーク外為市場でドル・円は、110円76銭から110円55銭まで下落して110円62銭で引けた。この日発表された米先週分新規失業保険申請件数は前回から予想以上に増加し、米国債相場が反発。長期金利の低下に伴いドル売りが優勢となった。
ユーロ・ドルは1.1739ドルから1.1780ドルまで上昇して1.1775ドルで引けた。ユーロ圏の3月マークイット製造業PMIの予想以上の改善を好感したユーロ買いが続いた。ユーロ・円は129円94銭から130円27銭まで上昇した。ポンド・ドルは1.3782ドルから1.3837ドルまで上昇。英3月製造業PMI改定値が予想外に上方修正されたことを好感したポンド買いが優勢となった。ドル・スイスは0.9458フランから0.9405フランまで下落した。_
■NY原油:大幅反発で61.45ドル、需要増加の思惑強まる
NY原油先物5月限は、大幅反発(NYMEX原油5月限終値:61.45 ↑2.29)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物5月限は、前営業日比+2.29ドルの61.45ドルで通常取引を終了した。時間外取引を含めた取引レンジは58.86ドル−61.75ドル。石油輸出国機構(OPEC)プラスの会合では、5月から6月にかけて、原油生産を一日あたり200万バレル増やすことが合意されたが、需要増加による原油価格の先高観は後退せず、ニューヨーク市場で一時61.75ドルまで買われる場面があった。欧米株高やユーロの反発も材料視されたようだ。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 39.49ドル +0.80ドル(+2.07%)
モルガン・スタンレー(MS) 78.22ドル +0.56ドル(+0.72%)
ゴールドマン・サックス(GS)327.64ドル +0.64ドル(+0.20%)
インテル(INTC) 64.55ドル +0.55ドル(+0.86%)
アップル(AAPL) 123.00ドル +0.85ドル(+0.70%)
アルファベット(GOOG) 2137.75ドル +69.12ドル(+3.34%)
フェイスブック(FB) 298.66ドル +4.13ドル(+1.40%)
キャタピラー(CAT) 232.74ドル +0.87ドル(+0.38%)
アルコア(AA) 32.23ドル -0.26ドル(-0.80%)
ウォルマート(WMT) 135.62ドル -0.21ドル(-0.15%)《ST》
スポンサードリンク