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コインチェックがNFTマーケットプレイス開始 遊びながら資産運用を楽しむ時代へ
コインチェックは24日、ブロックチェーン・プラットフォーム上に、NFT(ノンファンジブルトークン)を取引するためのマーケットプレイス「Coincheck NFT(β版)」をリリースした。注目すべきは、ブロックチェーン式オンラインゲームの2つのタイトルで使われるNFT(トークン・暗号通貨のデータ管理技術)と、コインチャェクで取り扱う13種の暗号通貨(BTC・ETH・LSK・XRPなど)とが交換できることだ。
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ここで取り上げられているNFTとは、暗号通貨の中でも個々の資産価値を証明するトークンで、近年になって急激に取引量が増加している非代替性の暗号通貨だ。実際には芸術や音楽などクリエイティブな作品の所有権を明確にする能力に優れ、あらゆるコミュニティ形成のアイテムとしても有効として、期待が大きいシステムである。
ちなみにツイッターのドーシーCEOが、自身による初のツイートに価格を付け、NFTプラットフォーム上のオークション会場で競りに出したことは有名だ。そして最高入札額が250万ドルまで達した事実は、NFTの資産売買手段の確かさを物語っている。
また22日には、クラウドファンディング2.0・フィナンシェが、インフルエンサーマーケティングのBitStarとの業務提携を発表した。BitStarは4000人のインフルエンサーと、独自NFTの関連事業を展開するという。これらをはじめとして、今後ますますNFTの経済効果が実証されていくことになるだろう。
なお、トークンの中でもNFTは唯一コンテンツ作成が可能である点にも注目したい。Coincheck NFTでは、2種類のブロックチェーンゲームのタイトルで利用できるNFTを取り扱うとのことだが、実は後にラインアップされるブロックチェーンゲームとの互換性も担保されている。
従来のゲームソフトでは、メーカーがゲーム全体をコントロールしており、ゲームが運営中止にでもなれば、各プレーヤーのそれまでの成果も消滅することが当たり前だった。しかしブロックチェーンは、データ管理機能ということで、各プレーヤーが育てたキャラクターやアイテムを個人資産としてキープすることが可能だ。
また、プレーヤーがゲーム内で稼いだポイントや取得アイテムも「アセット」として自由に売買できる。その売買はNFTが通貨として働くわけだ。このシステムはオープン・シーの多様なアセットと交換できることから、Coincheck NFT内でNFTを稼ぐことも可能だ。
もちろん、稼いだNFTはビットコインやイーサリアムへ交換し、更に円やドルへ現金化することも簡単である。昨年後半からの主力暗号通貨の市場は活況で、ビットコインに至っては、わずか半年間で6倍もの上昇相場を形成している。その暗号通貨が、オンラインゲームの実績に比例して所得できるというのだから見過ごすことはできないだろう。
コインチェックは今後、Coincheck NFTに既存のスマホ用ゲームと変わらない利便性を持たせ、より楽しく自由に遊べるプラットフォームへと育てていく方針だ。またコンテンツは、ゲームだけにとどまらない。「新しい価値交換を生み出しつつ、あらゆる取引へと拡大する」ことを目指すとしている。
これからの資産運用は、既存の投資や貯蓄ばかりでなく、遊びやクリエイティブ活動、スポーツなどをベースにしたNFTで、よりアグレッシブに楽しく取り組んでいくべき時代に突入したと言えるかもしれない。(記事:TO・記事一覧を見る)
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