レッド ヴァレンティノ、2021年春夏コレクション発表

2021年3月10日 07:16

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記事提供元:ファッションプレス

 レッド ヴァレンティノ(REDValentino) 2021年春夏コレクションが発表された。

■ストリートへと飛び出して

 今季レッド ヴァレンティノは、新たなるチャレンジ精神と好奇心に胸を膨らませ、ストリートへと飛び出した。描き出したのは、自由で独立心に溢れたパワフルな女性像。レッドのボウ、ラッフル、フリルといったブランドの美学とスタイルコードはそのままに、ほんの少しタフで過激なストリートのムードをプラスさせているのが特徴だ。

■テクニカル素材のルック

 目を惹くのは、ストリートを代表する“テクニカル素材”を取り入れたルック。しかしながら、本来持つラフな表情をそのまま引き継ぐのではなく、ブランドらしいロマンティックなディテールで、フェミニンなムードに引き寄せているのが印象的だ。

 例えばダスティピンクのジャケットには、ふんわりと膨らむシルエットに、チュールフリルをたっぷりとあしらって。またカジュアルなジャージトップスには、オーバーサイズのラッフルをぐるりと飾ることで、クチュールのような雰囲気をプラスしている。

■ストリート×ロマンティックなスタイリング

 もちろんアイテム単体だけでなく、スタイリング全体にもストリート×ロマンティックな雰囲気は内包されている。明るいライムカラーのオーバーサイズTシャツは、ブランドらしい繊細なチュールスカートをドッキング。エッジィな黒のチューブトップは、同色のチュールスカートをセットアップのようにして着こなしただけでなく、上から大きな襟付きのブラウスをラフに羽織ることで、今季らしい自由なスピリットを体現している。

■タフなデニムルックも

 ひと際存在感を放っていたのが、複数のデニムをカスタマイズした3ピースのルック。ゆったりとしたオーバーサイズのジャケットを主役に、女性らしい装飾を加えていないその様は、ひと際ストリート感の強いスタイルに感じられる。しかしながら、計算されたアシンメトリーな丈や、タフになりすぎないシルエットから見えてくるのは、ブランドならではの高いクラフトマンシップ。スカートには深めのスリットを入れることで、さり気ない女性らしさも演出しているのであった。

※本記事はファッションプレスニュースから配信されたものです。ファッションプレスでは、ブランド、デザイナー情報、歴史などファッション業界の情報をお届けしています。

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