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悪徳業者に注意! 住宅ローンで不動産投資を行うリスクとは
■不動産投資ではローンが必須
不動産投資を行う際には当然であるが、不動産を購入する必要がある。不動産は数千万円から高額なもので1億円前後にもなるため、一般的なサラリーマンであれば現金一括で購入することは不可能だ。そのため、不動産投資を検討する際には金融機関から融資を受けることを検討しなければならず、いかに良い条件でローンを組めるかが、投資の命運を握っているといっても過言ではないのだ。
【こちらも】不動産投資をするうえで住宅ローンと投資用ローンの違いを理解しよう
しかし、中には少しでも顧客に検討を進めてもらうために、不動産投資に利用してはならない住宅ローンを提案する業者が存在する。
■不動産投資用ローンとは
そもそも不動産投資用ローンは事業用ローンに該当するため、一般的な住宅ローンと大幅に内容が異なる点に留意したい。詳細な違いに関する説明は省略するが、最も大きな違いの1つは金利だ。
不動産投資用ローンは一般的に1%後半~2%半ば、住宅ローンは0.5%前後~1%前後のものが多い。事業用ローンはすべての人に必要なものではないが、住宅ローンは生活に欠かせないものであることから低金利に設定されている。
高い金利でも不動産投資用ローンの計画が成り立つのは、不動産の高い収益性によるものだ。仮に住宅ローンで不動産投資を行った際、低い金利の影響で、一般的には考えられない高い収益性の不動産投資が実現する。
しかし、住宅ローンで不動産投資を行うことは違法であるため、その違法性を指摘された際のリスクを理解しておく必要があるだろう。
■住宅ローンで投資を行いバレてしまった事例
仮に住宅ローンで不動産投資を行い、それが金融機関にバレてしまった際は、期限の利益が喪失する。言い換えれば、金融機関から一括返済を求められるということだ。
期限の利益とは「ある期日まで返済をしなくても良いという権利」を指す。当然ルールを破った違法な取り組みとなるため、その権利は喪失することになるのは想像に難くない。
先述の通り、不動産は数千万円から高額なもので1億円前後と、到底一括返済できない金額であるため、返済者は窮地に立たされることになるだろう。
■悪徳業者を見極めるためには
仮に違法だとは知らず、不動産業者から勧められてローンを組んだとしても、返済者には大きな責任が伴う。
それはローンを組む際に金融機関と交わす金銭消費貸借契約(金消契約/ローン契約)時に、必ず説明を受ける事柄であるからだ。それに納得した上で、契約を交わすことになるため、違法なローンを組んでいた事実が発覚した場合は責任を取らなければならない。
そのため悪徳業者を見極めるために、例えば、小さい業者なのに明らかに良い条件など、金利などの条件に注目すると良いだろう。(記事:大掛翔太・記事一覧を見る)
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