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SBI、米DataRobotと資本業務提携 AIドリブンな組織づくり目指す
SBIホールディングス(以下、SBI:東京都港区)は8日、DataRobot社(米ボストン)と資本業務提携を行ったと発表した。機械学習自動化プラットフォームの先駆者と手を組むことで、AIドリブンな組織を構築する。また提携先の地方銀行のAIリテラシー向上を図り、収益力強化にもつなげる考えだ。
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SBIはグループ横断でデジタルトランスフォーメーションを進めており、その中核にAIドリブン化を位置付けている。DataRobot社がグローバルで獲得した知見を、これに活用する。
また、SBIグループが資本業務提携する地方銀経でも、AI人材の育成やAIの導入を支援し、提携先の収益力強化と企業価値向上を目指す。尚、子会社を通してDataRobot社の商品・サービスの国内販売も支援する。
出資は、同社が子会社のSBIインベストメントと運営する「SBI4+5ファンド」から行う。同ファンドは、フィンテックやAI、ブロックチェーン、IOTやロボティクス、5Gなどの分野に投資を行っている。出資約束金総額の上限は1000億円。
SBIは以前からDataRobot社のサービスを利用していた。DataRobot社が提供するのは、高度なAIモデルの構築から運用管理までのプロセスを自動化するプラットフォームと、AIネイティブのチームが支援するプログラム。
SBIは2018年8月にグループ横断的なプロジェクトとして推進すべく「ビッグデータ室(現在は社長室ビッグデータ担当)」を設置。所有するビッグデータと、外部データを組み合わせた「Biggerデータ」を重視してきた。
集積データを活用するために、数十の高度なAIアプリケーションを開発し、様々な領域で成果を挙げていると言う。成功に一役買ったのが2017年に導入したDataRobot社の製品やサービスだった。DataRobot社と戦略的資本業務提携を行ったのは、日本の金融機関ではSBIが初めてだ。(記事:土佐洋甘・記事一覧を見る)
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