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TOEICの試験結果を有効活用! スコアシートから分析・試験対策する方法
TOEICの試験を受けたはいいが、その合計得点数値を確認するだけに終わらせてしまってはいないだろうか。今回この記事では、TOIEC受験後に送付されてくるスコアシートを使った、試験対策を立てるための方法などを紹介していく。
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■スコアから次回試験の対策を立てる
TOEICにはリーディングとリスニングの2パートがあるが、まずはこの2つのスコアを確認したい。例えば、TOEICの目標点数が700点でリスニングが400点、リーディングが200点であったら、700点到達のためにはリーディングの対策を練る必要があると分かるだろう。
自分の目標とする点数と、そこに到達するためにはリーディングとリスニングどちらを強化すべきかを、スコアシートから判断することが重要だ。
日々仕事をしながらTOEICの対策をする場合には、時間が限られてくることも多いはずだ。そのような状況で効率的に自分の時間というリソースを使っていくには、1度受けたTOEICからの戦略決定が欠かせない。
■アビリティメジャードから弱点を探る
TOEICのスコアシートには「ABILITIES MEASURED(アビリティーズメジャード)」と呼ばれるパーセンテージの書かれた項目が記載されている。TOEICではリーディングとリスニングの合計点も重要であるが、このアビリティーズメジャードを最大限活用したい。
アビリティーズメジャードには語彙や文法の理解具合や、短文や長文を聞き取れているかといったデータが自分や他者の試験結果を元に算出されている。このアビリティーズメジャードを見ればTOEICにおける自分の弱点が一目瞭然となる。
仮に「語彙が理解できる」の項目のパーセンテージが低い場合には、語彙力不足が疑われる。そのような場合には、今後の英語学習で単語帳などを使って語彙強化に努めれば点数を上げられると考えられる。
また、リスニングパートで「長めの会話、アナウンス、ナレーションなどにおいて詳細が理解できる」の項目のパーセンテージが低い場合には、長めの文章のリスニングが必要と分かるだろう。普段からTOEIC対策の音声であったり、ポッドキャストなどを聴き込むことで対策ができると考えられる。
このようにTOEICの試験は受けたら受けっぱなしにせず、そのスコアシートを使って分析対策を練ることが重要になる。効率的にTOEICの点数をアップさせるためには、闇雲に勉強すればよいというものでもない。今後試験を受ける時には、その結果を受けて効果的なPDCAサイクルを回して欲しい。(記事:佐藤辰則・記事一覧を見る)
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