シーアールイーは調整一巡、21年7月期増収増益予想

2020年11月4日 08:59

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

 シーアールイー<3458>(東1)は、物流施設を中心に賃貸、管理、開発、仲介、投資助言および投資運用を展開している。21年7月期増収増益予想である。収益拡大を期待したい。株価は急伸した6月の上場来高値から反落したが、調整一巡して戻りを試す展開を期待したい。

■物流インフラプラットフォームのNO.1企業グループ

 物流施設を中心に賃貸、管理、開発、仲介、投資助言および投資運用を展開している。

 グループ内で、開発からテナント誘致、売却、運用・管理を一貫して行うことにより、不動産販売収入、アセットマネジメントフィー、プロパティマネジメント受託収入を安定的に確保できる体制を構築していることが特徴だ。18年には「世界の人とモノをつなぐ物流インフラプラットフォームとしてNO.1企業グループ」事業ビジョンとして策定し、提供するサービスの拡大を推進している。

 20年7月期末の不動産管理事業の管理面積(マスターリースとプロパティマネジメントの合計)は、東京圏中心に1590物件・約162万坪となった。マスターリース稼働率は概ね90%台後半の高水準で推移している。なお18年12月子会社化したロジコムを20年8月吸収合併した。

■21年7月期増収増益予想

 21年7月期の連結業績予想は、売上高が20年7月期比32.8%増の547億円、営業利益が18.2%増の50億円、経常利益が11.1%増の45億円、純利益が11.0%増の29億円としている。

 大型物件売却予定のフロービジネス(物流投資事業)が牽引し、ストックビジネス(不動産管理事業、アセットマネジメント事業)も順調に拡大する見込みだ。収益拡大を期待したい。

■株価は調整一巡

 株価は急伸した6月の上場来高値から公募増資を嫌気する形で反落し、その後は上値を切り下げる形となったが、調整一巡して戻りを試す展開を期待したい。11月2日の終値は1350円、時価総額は約370億円である。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。

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