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新型コロナの感染予防策、石けん「手洗い」の有効性を実証

2020年10月21日 07:57

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オレイン酸カリウムが新型コロナウィルスを不活性化する(画像: 感染症対策研究センターの発表資料より)

オレイン酸カリウムが新型コロナウィルスを不活性化する(画像: 感染症対策研究センターの発表資料より)[写真拡大]

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 新型コロナウイルスの感染予防に、「石鹸による手洗い」という原始的な方法が効くと分かった。感染症対策研究センターが19日に発表した。調査した製品は「手洗いせっけんバブルガード」で、99.99%以上新型コロナウイルスを不活性化させると分かった。

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 主成分のオレイン酸カリウムに強い抗ウイルス活性があり、インフルエンザウイルスにも同様の攻撃力を発揮する。インフルエンザウイルスの場合は、感染に必要な「スパイクタンパク」組織に吸着し、失活性化すると言う。

 6月には、製品評価技術基盤機構(NITE)が石けんに含まれる脂肪酸カリウム・脂肪酸ナトリウムに、抗新型コロナウイルス効果があると発表している。身近で手に入れやすい石けんでの手洗いが、改めて有効だと示された格好だ。

 合成洗剤にも抗ウイルス作用はあるが、今回研究されたのは、いわゆる「石けん」。石けんは、牛脂やパーム油、米ぬか油などの天然油脂や脂肪酸からつくられているものを指す。合成洗剤は、天然油脂からつくられている場合もあるが、複雑な化学合成を経て製造されているもの。

 石けんを見分けるには、品名表示に「石けん」と書かれているかどうかを確認すればいい。合成洗剤の場合は、成分表示に「石けん」の表記がない。

 広島大学教授で、同センターの基礎研究グループを率いる坂口剛正氏は「バブルガードには、多くの病原ウイルスを不活化する活性がある。主成分のオレイン酸カリウムは、市販の合成界面活性剤より強い抗ウイルス活性がある。低濃度 (1/100)で新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)をほぼ完全に不活化した」と述べている。

 感染症対策研究センターは2009年の設立で、ハンドソープを中心とした衛生管理を産学連携で研究している。

 マスク、石けんでの手洗い、アルコールや次亜塩素酸による消毒という昔ながらの定番の衛生手法が、新型コロナウイルスの封じ込めに役立つ。(記事:土佐洋甘・記事一覧を見る

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