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エアアジア・ジャパン、運航開始から3年で事業撤退へ またしても消える赤い機体
●コロナの影響で事業の廃止を届け出
エアアジア・ジャパンは5日、国土交通省に事業の廃止届を提出した。廃止届は12月5日付で提出されており、この日を持ってエアアジア・ジャパンは日本の空から撤退することになる。2017年に就航から3年、会社の設立からは6年半での撤退となる。
●コロナ禍で路線拡大に暗雲
エアアジア・ジャパンは、以前も一度撤退したことがあり、その後2014年から再度会社を立ち上げ、2017年に就航した。
中部国際空港(セントレア)を拠点として、新千歳線を皮切りに、2019年には念願の国際線となる台北(桃園)、国内でも仙台に就航。2020年には福岡への就航を計画(実際に8月から一部を運航)するなど順調に拡大を続けたが、春先から流行した新型コロナウイルス、さらにそれに伴う緊急事態宣言などで路線は運休、そのまま事業の廃止となった。
●今後はサポート体制のみ営業
エアアジア・ジャパンは、今後について現在運休している4路線については、このまま12月5日まで運休を延長する計画としている。運休期間中の航空券を保有している顧客に対しては電子メール等での連絡を行い、今後専用のサポートページも開設する。運航していた機体については中部国際空港で駐機をした後、本社のあるマレーシアに空輸し、エアアジアのグループ会社で運航される見込みである。
●日本国内では初の航空会社の事業廃止
新型コロナウイルスの影響で航空会社の経営には大きな影響が出ている。大幅な減便を余儀なくされる中、エアアジア・ジャパンは日本の航空会社としては初の事業廃止ということになった。エアアジアは、公式サイトで人員の削減、経費削減など経営努力を行っても事業継続が不可能であると判断したとしている。他の航空会社も同じような状況の会社もあり、今後の状況次第では日本の空に激変が起こる可能性がある。(記事:speedbird・記事一覧を見る)
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