米国立公園局、友達を熊から逃げるための「おとり」にしないよう呼びかけ

2020年8月11日 07:12

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記事提供元:スラド

米国立公園局が5日、ハイキング中に熊と出会ったときの心得をFacebookに投稿し、走って逃げないことと足の遅い友達を押し倒して「おとり」にしないことを要点に挙げている(Mashableの記事)。

このほかの主な心得としては、横歩きでゆっくりと立ち去ること、熊が付いてきたらいったん立ち止まること、声を出して餌ではなく人間だと熊に伝えること、熊が立ち上がっても恐れないことなど。横歩きは熊を視認しながらつまずかずに逃げられるだけでなく、熊を脅かさない動きでもあるそうだ。また、熊が付いてくるのは犬と同じように逃げる動物を追いかける習性があるためで、立ち上がる場合の多くは脅そうとしているのではなく、興味を示しているだけだという。

国立公園局では2日にも「友達は友達を熊のおとりにしない」といった内容のポスターをFacebookに投稿していた。今回は(呼びかけが間に合わず)既におとりにされてしまったすべての「友達」に謝罪して投稿を締めくくっている。 

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