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英語の現在完了 実は会話では使わない?
日本人にとって英語が難しいと感じさせる理由はいくつか考えられる。加算・非加算名詞や時制の一致、母音の数や、そもそもの文法の違い等が挙げられるだろう。そしてその中の1つとして考えられるのが「現在完了」ではないだろうか。日本語には現在完了というものが無い為、苦手と感じている人も多いのではないだろうか。
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今回の内容は、そんな人に朗報といえるだろう。なぜなら、日常会話(特にアメリカ英語)において現在完了を使うことは少なく、多くの場合単純な過去形が用いられるからだ。今回は現在完了と過去形の使い方について紹介しよう。
■日常会話では基本的に過去形で良い
「ニューヨークに行ったことがある」というセンテンスを英語で表現する場合。「I have been to N.Y.」が正しいと学校では教わったのではないだろうか。なぜなら、「経験=過去分詞」と授業で教わるからだ。
これは正しい。しかし実際の会話では「I was in N.Y. / I went to N.Y.」等で良いのだ。さらに「去年、ニューヨークに行ったことがある」と表現する場合は「I went to N.Y last year.」となりこの場合は必ず過去形である。
過去分詞を使う場合は、今後もその事象が継続することを意味する。つまり去年は継続しないので過去形で表現するのである。特定の期間を示す場合は過去形になると覚えておこう。
■現在完了を使うシチュエーション
「メールをお送りしました」と表現する場合、完了したのだから「I’ve sent you an e-mail.」と表現するのが正しいと感じるのではないだろうか。実はこの場合は「I sent you an e-mail」でも良いのである。
では完了形と過去形はどのように違うのだろうか。特にアメリカ英語において完了形はオフィシャルなニュアンスがある。したがって、ビジネスシーン等では完了形が用いられる傾向にある。会話においては過去形が使用されることが多い。
■現在完了は定型句で覚える
特に現在完了を用いる場合がある。例えば「どこに行っていたの?」と尋ねる場合は「Where have you been?」と表現する。その他「Have you done?(終わった?)」等がある。
これらはフレーズとして定型句で覚えておき、状況に応じて使い分けるのが良いだろう。まじめな日本人は「なぜ現在完了になるのか?」と考えがちだが、それを分析するのは後々で良いのだ。
現在完了と過去形の使い方について紹介してきたが、もし迷ったら過去形を使えば良い。英会話の上達のコツはシンプルに考えることである。(記事:newpowersoul・記事一覧を見る)
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