兄妹の実力差こそが絆を深める!「魔法科高校の劣等生」の兄妹コンビ

2020年6月1日 07:41

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記事提供元:あにぶ

兄妹の実力差こそが絆を深める!「魔法科高校の劣等生」の兄妹コンビ

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 2014年に第1期が放送され、2020年に第2期が放送されることが決定したばかりのテレビアニメ「魔法科高校の劣等生」より生まれつき脳内の魔法領域が狭いために工程の複雑な魔法が使えない劣等生の兄・司波達也、魔法の才能に優れ国立魔法大学付属第一高校に首席で合格した妹の司波深雪について紹介していこうと思います。

 2人は兄妹でありながら母が兄妹として接することを禁じていたため、情の薄い達也を不気味に思い、苦手と感じていた時期もあったものの母の死や実父が後妻宅に泊まって帰ってこなくなったことがきっかけで中学時代から兄妹で二人暮らしをして絆を深めたようです。

 リアルでも兄妹で実力に差があると、関係がギクシャクして関係がこじれてしまうもの・・・「魔法科高校の劣等生」の視聴を始めたばかりの時は、そんな心配をしていた時期が私にもありました。

このページの目次
1 運動能力はあるけど使える魔法が少ない・達也2 頭がよくモテる上に魔法師のスキルも高い・深雪3 力の差があれば補えばいい!それが「魔法科高校の劣等生」で見えた兄妹の魅力

■運動能力はあるけど使える魔法が少ない・達也


兄妹で力に差こそが絆を深める!「魔法科高校の劣等生」の兄妹コンビ

画像引用元:©2013 佐島 勤/KADOKAWA アスキー・メディアワークス刊/魔法科高校製作委員会

 使える魔法は分解と再構築だけで、通常の魔法の才能を持たずに生まれるが、6歳のとき「人造魔法師実験」にて、「人工魔法演算領域」を与えられた唯一の成功例となる青年。しかしこの人工魔法演算領域の性能は一般的な魔法師が持つ魔法演算領域と比べて著しく劣っており、ガーディアンと呼ばれる低い階級で、家族や叔母の家系である「四葉家」から軽率な扱いを受けていた。

 通常の魔法を使えないのは、現代魔法としては最高難度とされる「分解」と「再成」が魔法演算領域を占有しているからで、そこに限っては特級の処理能力を持つ。現在でも、この二つ以外の魔法は全て「人工魔法演算領域」でしか行使できない。魔法工学のエンジニアとしての優れた才能を持つ。

 魔法師としては、分解と再成、及びその副産物である特殊な知覚能力、そして並外れて大きなサイオン保有量を応用した戦術で魔法力の弱さをカバーしている。

 「分解」のバリエーションは、物質を元素やイオンへと分解する雲散霧消、起動式や魔法式を直接分解・無効化する術式解散、領域干渉・情報強化・対象物の分解を一連の行程として三連続で発動させるトライデント、物質を熱エネルギーに分解する戦略級魔法である質量爆散などがある。「再成」では、達也が戦闘に支障があるレベルのダメージを受けた時、一瞬で無かったことにする自己修復術式とダメージが軽い場合は意識的に強制停止させることができる。

 純粋な学力だけでなく、小さいときから魔法に頼ることなく戦えるよう訓練を受けてきたために、非常時や実戦時の咄嗟の対応力や白兵戦の戦闘能力も超一流レベル。

 人工魔法演算領域のスペースを確保するために意識領域内の「強い情動を司る部分」を「深雪への兄妹愛」のみ除いて全て消失させられたため、ある振れ幅以上の感情は芽生えなくなる。妹が絡むと普段の態度からは考えられない激しい怒りや狼狽などを見せることも。

 魔法の代わりに体を鍛えているのは女の子である妹を守るためという思いが・・・あると思います。

■頭がよくモテる上に魔法師のスキルも高い・深雪


兄妹で力に差こそが絆を深める!「魔法科高校の劣等生」の兄妹コンビ

画像引用元:©2013 佐島 勤/KADOKAWA アスキー・メディアワークス刊/魔法科高校製作委員会

 入学試験をトップの成績で合格した新入生総代表も務める達也の妹。

 母から達也と兄妹として接することを禁じられて育ったため、感情があまり表に出ない達也を怖がり、苦手としていた。しかし大亜連合軍による沖縄侵攻をきっかけに、達也を誰よりも敬愛し「お兄様」と尊称するようになった。さらに、校内でも兄への愛情や敬愛の念を隠さないため、周りから重度のブラコンと思われている。

 魔法量は達也と違い強大で、一点ではなく空間全体に作用する魔法に適性が高いため事象干渉力の高さも体内に保有するサイオン量も最高クラスだが、普段は達也の魔法力を制限する「誓約」に力の半分が回されているので、副作用として感情が不安定になると魔法を暴走させてしまうことがある。また、四葉家の特殊な技術により、魔法式のイメージを皮膚が触れ合うことによって達也と伝達しあえる。多種類の高度な魔法を駆使し、中でも分子運動を減速させる冷却魔法が得意分野。振動を減らす魔法や、空間内の温度を極寒と灼熱に分ける「氷炎地獄」なども難なく使いこなす。ただし、振動系の冷却魔法適性が高いのは、彼女が本来生まれ持った魔法が物理世界に干渉する形に姿を変えたもので、本当の得意魔法は精神に干渉し凍結させる系統外魔法。精神干渉系の適性は持ち主が限定されるが、「魔法的な素質は遺伝する」という魔法学のセオリーに基づき、実母から適性を受け継いでいる。実は調整体であり、調整体の欠点の全てを克服し、人間以上に人間として完成された「完全調整体」で、魔法師として四葉の最高傑作。世界を破壊してしまう達也の魔法を抑え込むために生み出されたらしい。

 九重八雲の道場で武術の修行を受けていて、身体能力は同世代の女子より優れている。

 兄よりも魔法が使える上に、異性にモテモテの深雪。でも彼女は、他の男性よりも兄を尊敬(?)し続ける理由とは、やっぱり侵攻の時に自分を守ってくれたことが一番の要因なんですかね?

 なんだか二人の関係が羨ましいですね。

■力の差があれば補えばいい!それが「魔法科高校の劣等生」で見えた兄妹の魅力


 アニメの視聴を始めたはじめの頃は、魔法能力の劣る兄の方に気持ちが入ってしまって、本当のところでは達也は悔しいのではないか考えていました。

 ストーリーの展開が進むにつれて、達也と深雪の2人で協力するシーンを見る度に、2人の尊敬し合う関係に心地よさを感じはじめました。うんうん、家族の絆って他人が考えている以上に強く結ばれているもんですよね!

 ちなみに、第2期となる「魔法科高校の劣等生 来訪者編」が2020年7月TVアニメ放送予定となっています。最初のアニメ放送から6年、一体どのような兄妹の絆が見れるのか、今から楽しみにしてます。

 文章:あそしえいつ T.A

 『魔法科高校の劣等生』ファンタジーとリアルの融合

(あにぶ編集部/あにぶ編集部)

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