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グリーンランドで氷床の劇的な融解が発生
記事提供元:スラド
Anonymous Coward曰く、
2019年夏には、グリーンランドの氷床がこれまでの数十年とは異なる記録的な速度で融解していたという(The Guardian、Slashdot)。
2019年7月の表面氷の減少量は197ギガトンで、これはオリンピックに使われるスイミングプール約8,000万個分に相当するという。こういった大規模な氷床融解は、温暖な気候が原因になっている可能性が高いようだ。たとえば1981年から2010年までの平均値では、グリーンランドが夏季に高気圧に覆われるのは28日程度だったが、2019年は夏日92日のうち63日が高気圧に覆われた状態だったという。
気候変動に関する政府間パネル(IPCC)の気候モデルはこうした異常気象を考慮に入れておらず、もし異常気象が通常状態になるとすれば、将来の融解速度は現在予測されているものの2倍になるという。
また、グリーンランドの氷床のほぼ96%が2019年中に融解したとの報告もある。シミュレーションでの検証では、2019年の夏は約560ギガトンもの氷が溶解し、相当する水が流出したという結果になったそうだ。
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※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。
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