アナログゲームが家庭を救う!? トランプが会話を増やし、絆を強めるワケ

2020年4月20日 07:30

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 普段の長期休暇なら何気なく家の中で過ごせても、外出が禁止となると、急に息苦しくなってくるもの。子供は元気を持て余し、親は先行きが見えず不安を抱えていると、家庭の中がギスギスすることもあるだろう。

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 こんな時こそ、家族がもっと仲良く団結するべきだ。家族の会話を増やし、絆を強めるのにお勧めなのが、「トランプ」。アナログゲームで家族のふれあいを増やし、イライラを癒してはいかがだろうか。

■家族が輪になることが出来る

 テレビゲームでも、家族で盛り上がることもあるだろうが、どうしてもテレビ画面が中心になる。だがトランプの場合は、基本的に家族が輪の形になり親密度が増す。

 ゲームの内容にもよるが、出来ればテーブルを使わず、床に丸く座るとさらに良い。そこで参加者は自由に発言し、表情を作ったり、笑い転げて盛り上がる。喜んで飛び跳ねることも、ガッカリして後ろに倒れることも、テーブルが無い分アクションが大きくなり、さらに面白くなるのだ。

■家族の性格を知る

 また、家族とはいえ知らなかった性格を発見することもある。呑気そうに見えて作戦を念入りに作るタイプだったとか、優しい母親が勝ちにこだわるなど、意外な一面が出て面白い。特に強い存在の父親にゲームで勝つと、子供の喜びもひとしおのようだ。

■どんな家族にもトランプがお勧めなわけ

 ほとんどのトランプゲームには、人数の制限が無い。人数が増えれば増えるほど楽しさも増すゲームが多いので、あぶれる家族が出ないことが大きい。

 また、小さな子供でも分かりやすいババ抜きなどは、ある程度「運」も味方になるうえ、大人の「手加減」もしやすい。大富豪などは親と子の知っているルールが違うなど、話し合いが白熱することもある。家族全員が同じ時間を共有し、ひとつのことに必死になって楽しむことで絆も強まる。

■とにかく参加させることから始める

 今の子供は「トランプなんてやってられない」と、最初は親の誘いも断るかもしれない。しかし「3回勝負だけでいいから」など、とにかく参加させることが大切だ。そのうち子供の方がムキになってゲームに夢中になるだろう。

 気をつけることは、大きい子供相手にわざと負けたり、親の権限を持ちださないことだ。それよりは、しょげている子供をさすってやったり、一緒に喜んでやると、最高のコミュニケーションになる。

 家族の笑顔が少ないと感じたら、トランプゲームをしてほしい。みんなが笑顔になり、大人も子供も心が癒されるはずだ。

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