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金価格が40年ぶりの高騰 再注目の金投資
4月14日、金の価格が40年ぶりの高騰となり、1グラムあたり6,582円という高値をつけた。その後も数円程度の変動があるものの、変わらず高値をつけたままである。
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世界的な経済情勢の不安定さから、プロの投資家でも様子見ムードが漂う中、再注目されているのが「金投資」である。昔から「有事の金」と言われていたものの、近年様々な種類の資産運用商品が発売され、その存在感は薄まりつつあった。
一般的に、金は株の暴落や貨幣価値の低下の際に、特に効果を発揮すると言われている。金の価値は世界共通であり、たとえ自国の通貨が何の意味を持たなくなっても、金を保有していれば他国で現金化することができる。金の価値は万国共通とも言える。このことから、世界情勢が不安定な時こそ金の価値は上がるとされている。
金投資は、金塊など金の現物を購入し、購入した金は金庫等に保管。多くの金を持っていると、その分盗難リスクに備えなければならず、金投資をする場合は、金の購入代金だけでなく、保管のための防犯設備に出費がかかることも念頭においておく必要がある。
利益を出す仕組みはシンプルで「安く買って高く売る」これに尽きる。唯一のデメリットとしては、金投資には利息や配当金が一切つかない。株式投資や預金制度のように、保有しておくだけで配当金や利息がつくということは一切なく、金の価格変動に対して発生した損益のみである。
しかし昨今、コロナウイルス感染拡大における緊急事態宣言が出されたことで、頭を抱えている投資家が多いとのこと。いくら高値がついたとはいえ、金を売買するためには、現物の金を持って貴金属店に行かなければ売買できないのである。つまり、不要不急の外出を控えるよう迫られている今、利益を出すために売却に行きたくても行けない投資家も存在する。
防犯を徹底し保有し続けることや、売買のシーンでのやりとりなど、金投資に対してデメリットを多く感じる場合には、金ETFや純金積み立てを検討するのも有効な策である。
純金積み立ては、毎月一定の購入額を任意で設定し、その範囲内で金の相場に合わせて購入する仕組みである。購入した金は、専用の金庫で保管してもらえるため、投資家が防犯設備を準備する必要もない。
金ETFは、手数料が安く、金の相場に連動して時価でやりとりができるシステム。金の現物を購入する必要がなく、金の相場に連動して投資をしてみたい場合は手軽に開始できる資産運用の一つである。
純金積み立てや金ETFは、在宅のままで売買が可能であることから、金の相場に連動して、これから何か始めようと考えている人は、これらを取り入れてみてはいかがだろうか。(記事:大野 翠・記事一覧を見る)
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