千葉県、新型コロナに関するAIチャットボット「COVID-19 Q&A」を導入

2020年4月13日 12:34

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千葉県新型コロナウイルス感染症対策サイトでの導入イメージ。(画像: )

千葉県新型コロナウイルス感染症対策サイトでの導入イメージ。(画像: )[写真拡大]

 千葉県は10日から、新型コロナウイルスのQ&Aに対応したAIチャットボット「COVID-19 Q&A」を導入した。

 「COVID-19 Q&A」は、ObotAIが開発・提供するAIチャットボットで、厚生労働省の「新型コロナウイルスに関するQ&A」に準拠した最新情報を提供する。24時間いつでも必要な情報を得ることができるため、窓口への電話の混雑緩和が期待される。また千葉県内には約16.5万人の外国人が在住しているが、英語や中国語等の多言語に対応することで、外国人向けにも新型コロナウイルスに対する必要な情報を提供する。

 利用方法は、千葉県の新型コロナウイルス感染症対策サイトに表示されているチャットボットをクリックし、質問を入力することで、回答を得ることができる。

 4月に入ってから、東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県の4都県では、新型コロナウイルスの感染者数が急増。それに伴い、必要な情報を的確に提供することが自治体には求められている。

 一方で、自治体のホームページに関連する情報を全て掲載するとなると、膨大な文字数となり、また各個人が必要とする情報も見つけづらくなってしまう。AIチャットボットを使い疑問に対して必要な回答を提供する仕組みは、こういった課題に対する解決策の1つとなる。

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 ObotAIは、新型コロナウイルスの感染者急増を受け、官公庁、自治体、医療機関、企業に向け、「COVID-19 Q&A」の無償提供を1日から開始した。その特徴は、ホームページ、SNS、主要ビジネスチャットに組み込めば、利用者が必要とする情報を自動的に得られるようになる点だ。

 「COVID-19 Q&A」はSNSではLINE、Facebook Messenger、WeChat、KakaoTalkを、ビジネスチャットではSlack、Chatwork、Skype、Hangout Chat、InCircle、Microsoft Teamsをサポートしている。これにより、自治体や医療機関に寄せられる新型コロナウイルスに関する質問に対して、24時間いつでもスピーディーに提供できるようになる。また、国内の感染者数の最新情報も都道府県単位で確認することができる。(記事:まなたけ・記事一覧を見る

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