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新型コロナ感染拡大、量販店の休業や営業時間短縮さらに拡大
新型コロナウイルスの感染拡大を受けて政府が緊急事態宣言を出す方針を固めたことを受け、量販店の休業や営業時間短縮、試食販売中止などがさらに拡大している。経営体力に欠ける中小業者や訪日客減少の打撃を受けた百貨店、免税店は、経営のひっ迫度がさらに増しそうだ。
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大丸松坂屋百貨店は、大阪市の大丸梅田店、神戸市の大丸神戸店、東京都の大丸東京店、松坂屋上野店の営業時間短縮を明らかにしていたが、大阪市の大丸心斎橋店でも営業時間短縮を始めた。14日まで営業時間を本館は午前11時から午後8時、南館は正午から午後8時までとし、通常より1時間半~2時間半短くする。
100円ショップ大手のダイソーを運営する大創産業は、福井県の2店舗と東京都の1店舗が休業しているのに加え、首都圏と福岡県の計約20店を11、12の両日休業する。さらに首都圏と東北地方の計約70店についても営業時間を短縮する。
スーパーの京成ストアは東京都のリブレ京成LaLaテラス南千住店など、東京都、千葉県の4店の営業時間を1~4時間半短縮するのを始め、千葉県のリブレ京成勝田台店など東京都、千葉県の6店で土曜、日曜の営業時間を短くする。スーパーのサミットも首都圏の店舗で当面の間、平日の営業時間を見直す方針を明らかにした。
スーパーの京急ストアは各店舗で実施していた試食販売や総菜のばら売りを取りやめた。これまでばら売りしていた揚げ物などの商品は、袋詰めパック入りにして販売している。海外渡航した従業員に対しては全員、自宅待機を指示した。
百貨店の多くは週末の4、5の両日、臨時休業としたが、政府の緊急事態宣言が出れば従う方針。小売業界全体で休業や営業時間短縮の流れがさらに加速するとみられている。(記事:高田泰・記事一覧を見る)
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