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その褒め方がやる気を奪う? 子供を伸ばす正い褒め方とは

2020年4月7日 07:14

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 最近では「子供を褒めて伸ばす」教育が主流になっている。とはいえ、「よく出来ました!あなたは頭がいいわね」などと褒めていたとしたら、要注意である。こんな風に褒めていると、子供は自信を持って頭の良い子に育つと思うかもしれない。ところが、むやみに褒めることは、かえって子供の能力を低下させる可能性があるのだ。

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 しかし、あるポイントさえ押さえて褒めれば、やる気を伸ばしチャレンジ精神が旺盛な子に育てることが出来る。

■褒め方についての興味深い実験

 褒める言葉の影響について、子供を観察する実験が行われたことがある。テストの結果が良かったと伝えた上で、3つのグループに分け、異なる言葉をかけた。それは「あなたの頭が良い証拠だ」と能力を褒めたグループと、「一所懸命頑張ったから」と努力や姿勢を褒めたグループ。そして「何も言われない」グループだ。

 そこから、さらに2つのテストが用意され、どちらをやりたいかと尋ねられた。簡単な問題と、チャレンジしがいのあるちょっと難しい問題である。その結果、「頭が良い」と言われたグループの約7割が「簡単な問題」を選んだ。そして「頑張ったから」と言われたグループは約9割が「難しい問題」を選んだと言うのだ。何も言われなかったグループは、その中間であった。

■何を「褒めるか」が重要

 実験から分かるのは、才能を褒められるとそれ以上のチャレンジが出来なくなる、ということである。「頭が良い」というのは持って生まれた能力や素質である。とはいえ、褒められた事実や期待を裏切りたくないため、ついついクリアしやすい簡単な問題を選んでしまう。つまり、失敗することが怖くなるのだ。

 反対に、「努力」を評価された子供は、結果などはさほど気にせずに、難しい問題にもチャレンジしたくなる。頑張る姿を褒めてもらえたのが嬉しく、失敗することにはさほど恐怖を覚えない。

 つまり、努力や頑張る姿勢を褒めることは、結果がどうであれ挑戦することの素晴らしさが伝わる。さらには、才能を褒めるよりは何も言わない方がよほどいいのだ。

 どんなに成績が良かったとしても、また悪かったとしても、それまでの努力や頑張った姿勢を褒めよう。結果にくよくよすることなく、次はもっと頑張るぞ!というやる気やチャレンジ精神が養われるはずだ。

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