恵和は売り一巡、20年12月期増益予想

2020年3月27日 08:23

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

 恵和<4251>(東マ)は光学シート事業と機能製品事業を展開している。20年12月期増益予想である。収益拡大を期待したい。株価は地合い悪化でIPO時の安値に接近しているが、ほぼ底値圏だろう。売り一巡して反発を期待したい。

■光学シート事業と機能製品事業

 19年10月東証2部に新規上場した。液晶ディスプレイのバックライトユニットに使用される光拡散シートや高機能光学フィルムなどの光学シート事業、特定の機能(防湿性・耐熱性・耐久性)を付加した産業用包装資材や建設・農業用の産業資材などの機能製品事業を展開している。

■20年12月期増益予想

 20年12月期連結業績予想は、売上高が19年12月期比4.3%減の151億41百万円、営業利益が9.7%増の10億25百万円、経常利益が5.0%増の9億92百万円、純利益が10.0%増の7億61百万円としている。機能製品事業の需要がやや低調だが、高付加価値の光学シート事業が伸長し、全体として増益予想としている。新型コロナウイルス感染拡大の影響に注意必要だが、収益拡大を期待したい。

■株価は売り一巡

 株価は地合い悪化でIPO時の安値に接近しているが、ほぼ底値圏だろう。売り一巡して反発を期待したい。3月26日の終値は1072円、時価総額は約83億円である。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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