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ノジマ、新型コロナ感染拡大で内定取り消しの学生に採用特別枠
ノジマのロゴ。(画像: ノジマの発表資料より)[写真拡大]
新型コロナウイルスの感染拡大により新卒予定者の採用内定取り消しが相次いでいる問題で、家電量販店大手のノジマは17日、内定取り消しを受けたり、就職活動の再開を余儀なくされたりした学生を対象に、採用特別枠を設けたことを明らかにした。3月末まで希望者を受け付け、4月入社とする。
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ノジマは4月入社の新卒採用約300人に内定を出しているが、特別採用枠はこれと別に設ける。対象者は新型コロナの影響で春入社の内定を取り消されたか、就職活動の再開を余儀なくされた学生で、採用枠に上限を設けないとしている。
3月31日まで新卒採用サイトで受け付けるほか、横浜市西区みなとみらいの本社で20日午前10時半、22日午前10時から緊急の会社説明会を予定している。入社日はいちおう4月1日の予定だが、状況に応じて柔軟に対応することも検討する。ノジマは「新卒での就職が断たれることは日本経済にとって損失。できるだけの採用をしたい」としている。
厚生労働省は新型コロナの影響で内定を取り消した企業を、13日段階で1社確認している。内定取り消しは2008年のリーマンショック、2011年の東日本大震災直後に相次ぎ、大きな社会問題になった。新型コロナの感染が急速に収束しなければ、観光・旅行業界や中国に拠点を持つ企業などを中心に、多発する可能性があるとみられている。
現在は人手不足による売り手市場が続いているため、リーマンショックや東日本大震災当時より就職先を見つけやすい状況とされる。しかし、感染者が東アジアだけでなく、全世界へ拡大している状況から、新型コロナの影響をリーマンショックや東日本大震災以上とする見方が出てきており、就職活動中の学生に不安が広がっている。(記事:高田泰・記事一覧を見る)
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