Apple、製品の手入れ方法に消毒剤の使い方を追記も取り消し

2020年3月13日 20:51

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記事提供元:スラド

 headless曰く、

 Appleが9日、「製品のお手入れ方法」に関するヘルプドキュメントを更新して消毒剤の使い方の説明を追加していたが、短時間で変更を取り消したようだ。米国向けの英語版ドキュメントはInternet Archiveに当時のバージョンが残されている(Mac RumorsSlashGear)。

 消毒に利用できるのはイソプロピルアルコール70%のウェットティッシュまたはClorox Disinfecting Wipes(アルコール類と塩化ベンザルコニウムベースのウェットティッシュ)で、ディスプレイやキーボード、外装部分などで穴の開いていない硬い表面をやさしく拭き取ることが可能とされていた。漂白剤は禁止。開口部分に水分が入らないようにすること、洗浄液に浸さないこと、布地や皮革の表面に消毒剤を使用しないことも挙げられている。

 溶剤や過酸化水素は以前から使用しないよう注意されていたが、消毒剤や漂白剤の使用可否には言及されていなかった。変更の取り消しに伴い、漂白剤を禁止する記述も消えることになった。なお、今回の変更とは無関係だが、英語版ドキュメントで「iPad accessories」に相当する項目が日本語版ではなぜか「iPad追加/編集する」となっている。

 変更部分は米国向け記事のURLにパラメーター「mod=article_inline」を追加することで表示されるようだ。また、製品別のお手入れ方法にも消毒剤の使用に関する記述が追加されていた。米国向け記事では iPhoneApple WatchHomePod、日本向け記事ではiPhoneApple WatchAirPods/EarPodsの冒頭に同様の記述が追加されており、これらはパラメーターを追加しなくても表示される。

 Apple製品全般のお手入れ方法に関する日本向け記事にも消毒剤に関する記述が追加された。「iPad 追加/編集する」は「iPadアクセサリ」に修正されている。また、米国向け記事もパラメーターなしで消毒剤に関する記述が表示されるようになった。

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