エンジニアド ガーメンツ、2020年秋冬ウィメンズコレクション発表

2020年2月19日 08:30

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記事提供元:ファッションプレス

 エンジニアド ガーメンツ(ENGINEERED GARMENTS)は、2020-21年秋冬ウィメンズコレクションを発表した。

■ジャズからインスパイア

 ジャズをテーマにした今季は、トランペット奏者のマイルス・デイヴィスが好んで着用していたアイビールックから着想。象徴的なのは、ジャストなシルエットのジャケットだ。風合い豊かなダークグレーのウール地を採用したジャケットや、コーデュロイジャケットなど、温かみのある素材で仕立てたジャケットは凛とした佇まいを見せる。

■ボリューム感を抑えたシルエット

 ジャケット以外のアイテムも、シルエットのボリューム感はやや抑え目な印象だ。カーキのミリタリーコートや、チェックジャガードのロングコート、ブラックのフード付きコートなどは、程よくゆとりを持たせつつ、身体に沿って仕立てられている。また、ドット柄やチェック、ペイズリー柄など、多彩なバリエーションで展開するシャツドレスは、丈を長めに設定し、落ち着いた雰囲気を演出する。

■緩急のある着こなし

 七分袖のボレロは、分量感のあるアイテムと組み合わせてレイヤードすることで、シルエットに緩急を生み出す。ロング丈のシャツワンピースにレイヤードした着こなしでは、重ねたウールヘリンボーンドレスのドレープやボリューム感が強調され、ブラックの膝丈ワンピースにベルベットのボレロを合わせたルックは、コンパクトで統一感のあるバランスを見せる。

■ダークカラーをメインに

 カラーパレットは、ジャズのムード感を体現するようなダークカラーがメイン。ブラックやダークグレー、ブラウンのアイテムが多数登場した。ブラックのシアリングベストにブラウンのチェックドレス、レオパード柄のボレロを組み合わせたルックは、起毛素材の質感や光沢感と、暗めのトーンが相まって重厚感のある雰囲気に。

 グレンチェックのハイネックとパンツのセットアップに合わせたパイソンプリントのカシュクールドレスは、緩やかな分量感と不均一な模様によって、動きのある仕上がりとなっている。

※本記事はファッションプレスニュースから配信されたものです。ファッションプレスでは、ブランド、デザイナー情報、歴史などファッション業界の情報をお届けしています。

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