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アインHD、買い物袋を石灰岩主原料の新素材に 7月から
新素材の買い物袋デザインイメージ。(アインホールディングス発表資料より)[写真拡大]
調剤薬局アイングループなどを運営するアインホールディングスは、全国の店舗で提供する買い物袋を、7月からプラスチックより新素材に切り替える。希少性が低く、環境負荷が少ない石灰岩を主原料とした買い物袋で、来店客に不便を強いず、プラスチック削減による海洋環境保全への貢献を目指す。
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新しい買い物袋に使用する素材は「LIMEX」。東京のベンチャー企業であるTBMが開発した。
主原料は石灰岩で、アインホールディングスはプラスチックによる海洋汚染を軽減できるだけでなく、紙を使わないことで森林保護に貢献し、製造時の水使用量も削減できるとしている。使用済みの製品を回収したあとは、LIMEX製のペレットに加工できるなどアップサイクルが可能な素材だという。
LIMEX製の買い物袋は、石油由来のプラスチック製買い物袋に比べ、プラスチックの使用量を大幅に減らせることに加え、紙の袋に比べて原料コストを削減できるメリットがある。TBMの推計によると、アイングループで年間約40トンのプラスチック使用量削減が見込まれている。
買い物袋の素材変更はアイングループの調剤薬局、ドラッグストアのアインズ&トルペで原則として一斉に行う計画。新しい買い物袋は白地にアイングループやアインズ&トルペのマークが描かれたデザインとなる。
アインホールディングスは環境に優しい持続可能な経営を目指し、全店のLED(発光ダイオード)化や営業車へのハイブリッド車導入などを進めてきた。今回の買い物袋の素材変更は、国連の持続可能な開発目標(SDGs)の中で、持続可能な消費と生産のパターン確保、海洋と海洋資源の保全に貢献できるとしている。(記事:高田泰・記事一覧を見る)
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