2019年のHDD市場は拡大、出荷台数減も1台当たりの価格と記憶容量は上昇

2020年2月12日 18:20

印刷

記事提供元:スラド

 世界におけるHDDの年間出荷台数は、5年連続で減少しているという(PC Watch)。

 2019年の世界HDD出荷台数は3億1763万台で、前年比で15.6%の減少だという。出荷金額は219億5200万ドルで、こちらは前年比で11.2%の減少。ただ、1台あたりの平均価格は近年上昇中で、2019年の平均販売価格は前年比5.2%増の69.3ドルとなっており、今年の平均販売価格はさらに上昇する見込みだという。また、HDDの容量の増加に伴い、総出荷記憶容量は前年比5.0%増の897.8EBだったという。

 出荷台数の減少はデータセンター向けの投資停滞などが影響しているという。

 なお、SSDに関しては出荷台数において2年連続で40%近い成長をしており、2020年にはSSDが台数と金額の両方でHDDを追い抜くと予測されている(PC Watch)。

 スラドのコメントを読む | ハードウェアセクション | ビジネス | ストレージ

 関連ストーリー:
ウエスタンデジタル、2020年に容量の20テラバイトのHDDを発売予定 2019年09月11日
2023年でもSSDの容量単価はHDDの7.7倍との予測 2019年02月08日
HDD復活への道 2019年01月10日
HDDの需要は3年連続でマイナス成長 2018年03月15日

※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。

関連記事