IntelのCPUで新たな脆弱性が発覚

2020年2月3日 18:00

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記事提供元:スラド

 Anonymous Coward曰く、

 1月27日、おもにIntelの第6世代から第9世代までのCPUに影響する脆弱性(CVE-2020-0548)の存在が公表された。認証済みユーザーの情報が漏洩してしまう可能性があるという脆弱性で、CPUのマイクロコードのアップデートで対応できるという(EngadgetPCWatchGIGAZINESlashdot)。

 IntelのCPUにおいては2019年5月に投機実行の脆弱性「Microarchitectural Data Sampling(MDS)」が発覚していたほか、CVE-2020-0549という脆弱性も報告されており、この脆弱性は「CacheOut」と名付けられている。こちらは先の2つの脆弱性と異なり、Intelの最近のCPUでは動作しないことやWebブラウザを使用した攻撃が行えないなどから、危険性はやや低めになっている。Intelはこちらに関しても今後数週間で対策用の追加パッチを提供するとしている。

 ただしセキュリティ研究者は、この問題は以前から指摘されており、情報の開示に時間が掛かりすぎている点や、学術的な影響もあるとして、Intelが取っている泥縄的な対策を批判している。

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