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千葉県内で動物園から脱走した小型のシカ「キョン」が野生化、大量に繁殖
記事提供元:スラド
Anonymous Coward曰く、
外来種のシカ科の一種であるキョンが千葉県で大繁殖し、農作物を食い荒らしているそうだ。キョンはもともと中国や台湾に生息する動物で、大きさはニホンジカの5分の1ほど(体高40~50cm、体長70~100cm、体重10kg程度)。千葉県では勝浦市にあったレジャー施設「行川アイランド」(2001年に閉鎖)から脱走したものが野生化したとされる。
以前は勝浦市周辺で生息していたが、繁殖力が高いこともあって生息数・生息域ともに拡大しており、最近では東京に近い柏市でも確認されているという。また、台風の影響で山が荒れて食べ物がなくなったことから、街中の畑にも出没しているそうだ。
2019年3月の千葉県内の推定生息数は3万7700頭で、2020年には5万1000頭、2030年には110万頭を超える恐れがある。
千葉県ではキョンの駆除も行っているが、小さくてすばしっこいことから増加数に比べて捕獲が追い付いていない。なお、キョンの肉は食用として台湾や中国では高級食材として扱われているほか、革も工芸品の素材として活用できるという(テレビウォッチ、FRIDAY)。
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※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。
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