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二重課税のガソリン、節約術のいろいろ
給油口には指定燃料のラベルが貼ってある ©sawahajime[写真拡大]
自動車を保有すると、自動車諸税の他にも、任意保険料から駐車場のコスト、ガソリン又は軽油の税等々、結構な金額を負担する。
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その他にも、点検整備や車検費用が必要だし、運転未熟で擦ったら修理費用も発生する。また、交通違反で反則金といったコストが掛かる人もいる。
腹立たしいのはガソリン税。ガソリン税は、正しくは「揮発油税及び地方揮発油税」という。現在はガソリン1リッター当たり53.8円が課税されている。
つまり「(ガソリン本体の価格)+(53.8円のガソリン税)」=普段ガソリンスタンドで表示されている「レギュラー 現金特価○○円」とかの税込店頭価格だ。
もし1リッター145円だったとする。このレギュラーガソリンを30リッター給油したなら、@145×30リッター=4350円の支払いとなる。多分レシートには「合計4350円(内消費税395円)」と記載されているはずだ。
これは「3955円+消費税395円」と同じことだ。実質的には53.8円のガソリン税に、10%分の消費税5.38円(30リッターで161.4円)が二重課税されていることを意味する。
こんなご時世だから、支障の無い部分での節約も必要だろう。
●燃料
一般的な燃料区分は、ガソリン車の場合は「ハイオク」と「レギュラー」、ディーゼルエンジン車の場合は「軽油」を使用する。
以前にも触れたが、軽自動車にはディーゼルエンジン車は無いため、「軽自動車だから軽油」なんて、驚異的な解釈をした極楽蜻蛉のケースみたいな間違いは、決してしないことだ。
「ハイオク」と「レギュラー」の価格差は約10円あるため、常時満タン主義で、普段から燃料計が1/2近くを指すと給油する人は、30~40リッター程度給油すると300円~400円近くの差額が生じる。
最近の車は燃費が良くなったといっても、距離を走れば燃料も喰う。安ければ安いに越したことはない。
無鉛プレミアムガソリン(ハイオク)が指定燃料の車でも、取扱説明書を読んで、
“無鉛プレミアムガソリンが入手できない場合、無鉛レギュラーガソリンをお使いになることもできますが、エンジンの性能を十分発揮できないことがあります。また、エンジン始動時やアクセルペダルを踏み込んだときに、異音が聞こえることがあります。”(某メーカー取扱説明書より)
といった記載がなされている場合は、無鉛レギュラーガソリンを常用しても支障は無い。
但し、ハイオクで設計された車に、レギュラーを使用するのだから、エンジンの限界に近い領域では、設計通りの性能は実現不能であることは明白である。しかし、通常の市街地走行や、高速道路でもオービスに引っかからない程度で走る分には、エンジンの限界とは程遠く未だ余裕十分なので、実用には全く差支えは無いだろう。(記事:沢ハジメ・記事一覧を見る)
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