Amazonが日本で支払った2017・18年の法人税、2年間で計300億円弱との報道

2019年12月24日 07:16

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記事提供元:スラド

 maia曰く、

 米Amazon.comの日本法人が、2017年・2018年の2年間で計300億円弱の法人税を日本で納付していたという(共同通信)。Amazonに対しては「日本で税金を納めていない」などの批判があったが、何らかの方針転換があったものと見られる。

 決算公告によれば、2014年12月期のアマゾンジャパンとアマゾンジャパン・ロジスティクスの2社合計での売上高は899億円強、法人税は約10億8000万円となっていた。だが米アマゾンが発表する年次報告書によると、2014年の日本での売上高は79億1200万ドル(8700億円)だった(東洋経済)。これは販売しているのはあくまでもアメリカ法人であって、アメリカの本社が日本法人に全売上高の10%を手数料として払う(仮)といったからくりによったものと思われる。

 なお2年間で300億円強という税額について、その構成は現時点では分からない。

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