展覧会「もうひとつの歌川派?! 国芳・芳年・年英・英朋・朋世」弥生美術館で

2019年12月23日 22:01

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記事提供元:ファッションプレス

 展覧会「もうひとつの歌川派?! 国芳・芳年・年英・英朋・朋世」が、2020年1月7日(火)から3月29日(日)まで、弥生美術館にて開催される。

■“もうひとつの歌川派”に着目

 「もうひとつの歌川派?! 国芳・芳年・年英・英朋・朋世」では、歌川国芳や月岡芳年から、右田年英、鰭崎英朋、神保朋世へと受け継がれていった系譜を辿る。歌川豊春から始まる浮世絵界最大の派閥「歌川派」の中に埋もれた、“もうひとつの歌川派”に着目する展覧会だ。

 会場には、浮世絵、原画、関連資料など合計約300点が集結。最も多くの門人を抱えていたと言われている歌川国芳の浮世絵や、激動の時代を生き抜いた月岡芳年の作品をはじめ、明治・大正・昭和の時代にそれぞれ活躍した年英・英朋・朋世の貴重な作品を多数展示する。生誕140年を迎える英朋の幻の日本画「焼あと」も初公開される。

 浮世絵の衰退期から挿絵興隆期の狭間を、群を抜く画家としての力量とともに駆け抜けた年英、「鏑木清方と双璧」と称され、挿絵黄金期を牽引した英朋、歌川派の系譜を引いた「最後の浮世絵師」の名にふさわしい、シャープで美しい挿絵を数多く描いた朋世と、それぞれの時代背景に思いを馳せながら観賞するのも面白い。

【詳細】
もうひとつの歌川派?! 国芳・芳年・年英・英朋・朋世
~浮世絵から挿絵へ……歌川派を継承した誇り高き絵師たち
会期:2020年1月7日(火)~3月29日(日)
※作品保護のため、会期中一部展示替えあり。
会場:弥生美術館
住所:東京都文京区弥生2-4-3
TEL:03-3812-0012
休館日:月曜日(ただし、1月13日・2月24日(月祝)開館、1月14日・2月25日(火)休館)
開館時間:10:00~17:00(入館は16:30まで)
入館料:一般 900円/大・高生 800円/中・小生 400円
※団体20名以上の場合、1人100円引き
※併設の竹久夢二美術館も併せて観覧可能。
※高畠華宵の常設ルームも観覧可能。

※本記事はファッションプレスニュースから配信されたものです。ファッションプレスでは、ブランド、デザイナー情報、歴史などファッション業界の情報をお届けしています。

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