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縦横215mmという超巨大サイズの深層学習向けプロセッサ
記事提供元:スラド
Anonymous Coward曰く、
CPU/GPUの大型化が進む昨今であるが、8月に米国にて開催されたLSIチップに関する学会「Hot Chips 31」にて、一般的な「大型プロセッサ」を遥かに上回る46,225平方mm(縦横215mm×215mm)というサイズの超巨大プロセッサが発表された(PC Watch、マイナビニュース、Slashdot)。
発表を行ったのは元AMDのARM部門のメンバーが中心となり設立されたCerebras社。「Cerebras Wafer Scale Engine(WSE)」と呼ばれるこの深層学習プロセッサは、なんと1つのプロセッサに300mmウェハを丸ごと1枚使ってしまったという代物で、現行最大のGPUであるNVIDIAのVolta GV100(815平方mm) と比べても実に56.7倍もの大きさとなる。トランジスタ数が1兆2,000億個、コア数が40万コア、オンチップメモリが18GBと、桁違いの性能を持つ。
こうした超巨大なプロセッサが開発された背景には深層学習のモデルの複雑化があるようで、GPUを使った大規模な構成ではチップ間通信がネックとなることから、最初から数十個のGPUに相当する巨大チップが作成されたという。ただし、通常の製造装置では800平方mm程度が限界ということで、これを独自技術で組み合わせてワンチップとしたようである。
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