みやぎ生協、仙台市八木山地区で移動販売開始 8月26日から

2019年8月22日 20:43

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蛇田店に配備されているせいきょう便(みやぎ生協発表資料より)

蛇田店に配備されているせいきょう便(みやぎ生協発表資料より)[写真拡大]

 みやぎ生協は、移動店舗の「せいきょう便」を新たに仙台市太白区柳生の柳生店に配備し、26日から太白区の八木山地区で移動販売を始める。高齢者が多く暮らしているにもかかわらず、坂道が多いことから、移動販売車の運行を求める声が上がっていたためで、1日8カ所を回って生鮮食料品や日用品を届ける。

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 柳生店のせいきょう便は、軽トラックの荷台を改造して生鮮食料品や日用品を販売できる。積み込まれる商品は約400点で、店舗で積み込んだ肉や魚介類、野菜、果実、惣菜、弁当、日用品などを搭載して巡回するほか、搭載していない商品の予約も受け付け、次回の販売日に引き渡す。

 みやぎ生協は宮城県石巻市恵み野の蛇田店など5店舗に大型車5台、小型車4台のせいきょう便を配備しているが、仙台市内の店舗に配置するのはこれが初めて。緑カ丘、青山、恵和町などから1日8カ所ずつ地区内を巡回する。10月ごろからは仙台市に隣接した名取市内にも巡回コースを広げることにしている。

 八木山地区は標高100メートル前後の丘陵地で、仙台市の中心市街地に比較的近いこともあり、戦前から住宅開発が始まっていた。2015年に地下鉄東西線が開通し、非常に便利な場所になったが、住民の高齢化が進み坂道も多いことから、買い物に不便を感じる人が増えている。

 農林水産省によると、買い物難民は全国に825万人いると推計されている。高齢化社会の進行で単身のお年寄りが増えたほか、人口減少で地域の小売店が閉店するなどしたためで、従来の中山間地域や離島だけでなく、地方都市や大都市圏の郊外でも増加を続けている。特に大都市郊外のニュータウンや住宅団地で急増が目立ち、地域の大きな課題に浮上してきた。

 イオングループやローソンなどスーパー、コンビニエンスストア大手が移動販売車の運行を始めているが、人口減少と高齢化の進行に当面、歯止めがかかりそうもなく、移動販売のニーズが全国的に高まっている。(記事:高田泰・記事一覧を見る

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