PowerPointは役に立たないどころか有害、という研究結果

2019年8月16日 15:47

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記事提供元:スラド

 yume曰く、

 University of New South WalesのJohn Sweller(認知負荷理論を発明した心理学者)の2007年の研究によると「ある単語を読ませながら、同時にその内容を話す」ことで、聴衆の理解は増えるのではなく減ってしまう。読むことと聞くことを同時に行えば、認知力は下がってしまうためだそうだ(Inc.Togetterまとめ)。

 さらに、Forbes誌に引用されたハーバード大学の最近の研究によると「(オンライン視聴者の評価をまとめると)PowerPointのプレゼンは、視覚補助のない口頭のみのプレゼンより良いとは評価されなかった」そうだ。

 要するに、プレゼンのためにPowerPointで視覚資料をせっせと準備することは全くの無駄であり、それどころか、聴衆の認知負荷を増大させる恐れもあるということだ。

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