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簡単洗車の方法 コツと手順は?
■雨あがりの手入れ
炎天下での洗車は避けるべきで、熱中症対策も勿論のこと、日射で焼けた塗装面に対する洗車やワックス掛け作業は、曇った日や早朝といった、車体が熱くなっていない状況が求められる。
【こちらも】「洗車検定」スタート! 正しいクルマの洗い方が問われる新検定とは?
しかし、雨の時期の車手入れは億劫なもの。
車の保管場所は、完全に収納出来るガレージ、カーポート等の、屋根の下に駐車するものから、青空駐車と様々だ。普通の乗用車なら、極端に泥を被ったりしていない限りは、バケツ2杯の水道水があれば、ほぼきれいにすることが出来る。
オーナーカーの大多数を占めるカーポート等の屋根も無い青空駐車で雨上がりなら、バケツに水を汲む手間が省け、雨も捨てたものではない。
■洗車のコツと手順
●汚れ落とし
洗車のコツは車の上方、天井部分から、ヒタヒタに水を含ませたタオルや洗車合成セームで、強い力を入れず、軽く汚れを流しながら拭くと良い。
天井から流れ落ちる方向に、次はフロントとリヤのガラス、そしてサイドガラスを拭いた後に、ボンネット上部とトランク上部を同様にヒタヒタの合成セームで拭いて行く。
後は、ボディサイドの中央から上の部分、モールが付いているなら、それより上を拭う。
次にフロントのグリルとヘッドランプ等のランプ類、リヤのランプやリヤフィニッシャーを拭い、最後にボディサイドの、残った下半分を拭い、最後にドアより下のサイドステップ部分を洗う。
ここまでなら、ほゞバケツ1杯で出来る筈だ。万一、途中足りなかった場合は、残ったもう1杯に、直接合成セームを浸けずに、きれいな水を手で掬うなりして、足すと良い。
ここまでの作業で、大体泥汚れやホコリが落ちた筈。
次に残った1杯から、合成セームをバケツに浸さずに、手で掬うなりして1~2回絞り、汚れを落としてから、しっかり絞る。
●拭き上げ
そして最初にフロントガラスを拭き上げ、続いて左右のドアガラスとリヤガラスを拭く。後は、ボディの金属部分、天井、ボンネット、トランクリッド、左右のドアと、水で濡らした順番に拭き上げて行く。
この時点で、未だバケツに水が残っている筈だから、合成セームをしっかり洗って、最後に残った水をホイールに掛けながら、洗車ブラシでゴシゴシして終了。
●洗車ブラシで代用
個人的には、洗車ブラシをボディ用とホイール用の2本準備して、最初の天井からヒタヒタの合成セームで拭く段階を、洗車ブラシを使用する場合も結構ある。
納車直後から半年程度は、塗装面が未だ完全に硬化していないため、洗車ブラシの使用は避けた方が良い。
●洗車のタイミング
横着な性格で青空駐車だから、庭でいちいちホースを引っ張り出したり、リールに巻き取ったりするのが面倒なため、雨上がりのボディが濡れている際に、丁度水を掛け終わったものとして、直接合成セームで拭き上げ段階から作業をする。
時には未だ降っている時点で、傘をさして天井やボンネット、トランクリッドをザっと拭き、降る雨に流させておいて、雨上がりに拭き上げるとかすると、時短可能となる。
●急ぐ時のごまかし方
何かの都合で急いで出掛ける際に、極端に汚れていないのであれば、ガラス部分、ランプ類、グリル、メッキやオーナメント等の光り物の部分、タイヤ・ホイール部分を少しきれいにすれば、ごまかしが効く。
窓ガラスは湿った合成セームできれいに拭き上げ、ランプ類も汚れがあれば拭き上げる。メッキやオーナメント等は、濡れティッシュで拭えばOK。
ホイール部分は、ブレーキダスト等が付着している場合があるので、濡れティッシュ2~3枚を重ねて、ザっと拭けば大丈夫。これだけで大分印象が良くなる。
●普段から備えると便利なもの
2リットルサイズ程度の、空いたペットボトルに、水道水を詰めたものを1~2本。天井に鳥に糞をかけられたり、蛾がフロントグラスにぶつかって潰れた場合に、ザっと洗い流す。
また、100円ショップに行くと、ペットボトルに取り付けるブラシが売られているので、1個準備しておくと便利だ。(記事:沢ハジメ・記事一覧を見る)
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