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Linux Mint 19.2 "Tina" リリース! Linux入門者にも最適の長期サポート版
Linux Mint 19.2 Tina Mateの画面。[写真拡大]
8月2日に、Linuxユーザー待望の「Linux Mint 19.2 "Tina"」がリリースされて早くも10日。今回のバージョンは、Ubuntu 18.04 LTSをベースにしたディストリビューションで、2023年までサポートされる。要求されるシステム要領は、RAM1GB(2GB推奨)、ディスク容量15GB(20GB推奨)、1024 x 768の解像度となっている。32bit版にも対応しているため、2007年以前に販売された古いパソコンでも動作する。
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前バージョンからの主な改善点は以下の通り。各エディションごとにも新機能の追加や変更がなされているが、ここでは共通のものを紹介する。
■アップデートマネージャーのサポート改善
カーネルのサポート期間が表示されるようになり、複数のカーネルをまとめてインストール・削除可能になった。
■ソフトウェアマネージャーの改善
キャッシュ更新時にロード画面が表示されるようになった。キャッシュがmint-commonへ移されPythonモジュールへ。Ubiquityが生成するインストーラーログを分析し、手動インストールされたソフトウェアを認識する機能が追加された。
■システム全般の改善
OSの起動に関連する問題を修正できる「Boot-Repair」が、ディスクイメージに追加された。
■メニューの改善
mint Menuのバグ修正とパフォーマンスが改善された。検索バーの位置とツールをカスタマイズ可能に。
■アートワークの改善
壁紙の種類が増加した。
Linux Mintとは、UbuntuをベースにしたLinuxディストリビューション。デフォルトの「Cinnamon」、リッチな見た目の「Mint」、軽量高速な「Xfce」の3種類のデスクトップが用意されており、用途に合わせて選択可能。操作環境はWindowsに近いため、Linux入門としてもおすすめのディストリビューションだ。(記事:森野沙織・記事一覧を見る)
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