関連記事
- ホーム
- > IT・サイエンス
- > セキュリティ・プライバシー
- > 記事
Anonymous Coward曰く、
Facebookのメッセンジャーサービス「WhatsApp」に、バックドアを設定する動きがあるという。この機能では、特定のアルゴリズムを利用して、暗号化通信の会話を適切に終了させることができるとされる。具体的には、エンドツーエンドの暗号化クライアント自体に、フィルタリングアルゴリズムが含まれる。ブラックリストに含まれる言葉があるとアプリケーションを停止する仕組みであるようだ。
こうした要求はマーク・ザッカーバーグが主導しているとされる。WhatsAppに関しては、インドで偽情報が拡散し死亡する事件が起きるなどの問題が発生、英国では、ロンドン橋におけるテロ事件で犯人たちがWhatsAppを経由して連絡を取り合っていたとされる。このため、Facebookには各国政府から対策が求められてきた背景がある。実際に上記のようなフィルタリングシステムが搭載されれば、各国政府からの要求には対応しやすくなる。
The Guardianによると先日、いわゆるファイズ・アイズと呼ばれる国々でテロリズムおよび児童虐待と闘うことをテーマにした会議が開催された。この会議では、警察などがWhatsAppへの特別なバックドアアクセスや、その他の暗号化された通信を許可するよう求める決議が出されたという。この会議は非公開で行われたため正確なことは不明だ。しかし、英国の閣僚は、先のロンドンテロ事件からWhatsAppについて特に強い懸念を持っていることは分かっている(Forbes、The Guardian、Slashdot)。
スラドのコメントを読む | セキュリティセクション | セキュリティ | Facebook | インターネット | IT | プライバシ
関連ストーリー:
各国政府機関が愛用するスマートフォン用スパイウェア、クラウドのデータも取得可能に 2019年07月21日
テクノロジー企業にユーザーのセキュリティとプライバシーを強化するよう求めるEFFのキャンペーン 2019年03月03日
WhatsApp、偽ニュース対策としてメッセージの転送制限を世界中で適用 2019年01月25日
英諜報機関による通信傍受案、AppleやGoogleなどのIT大手が拒否する書簡を公開 2019年06月05日
インド政府、政府機関に対し暗号化通信などの傍受を認める 2018年12月28日
※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。
関連キーワードFacebook、バックドア、マーク・ザッカーバーグ、WhatsApp、ロンドン
スポンサードリンク
スポンサードリンク
- 福岡県が管理する新型コロナ陽性者数千人分の個人情報流出、経緯に不可解な点も 1/ 8 09:01
- GoogleのProject Zero、6月の更新で修正されていなかったWindows 10の脆弱性公表 12/27 17:49
- Microsoft、2020年末に期限切れとなるルート証明書を削除しないよう呼びかけ 12/25 17:49
- 無料SSL「Let's Encrypt」のDSTルート証明書の有効期限、3年間延長へ 12/23 17:25
- ポイ活ブラウザアプリSmoozは閲覧情報をすべて外部送信している 12/21 16:14
広告
広告
広告