ホワイトマウンテニアリング、2020年春夏ウィメンズコレクション発表

2019年8月7日 07:53

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記事提供元:ファッションプレス

 ホワイトマウンテニアリング(White Mountaineering) 2020年春夏ウィンズコレクションが発表された。

■“COINCIDENCE”をテーマに

 今季デザイナーの相澤陽介は、レイルランニングやスカイダイビングといった、エクストリームスポーツに着想を得た。それらのスポーツで使用される“身体を守る”ためのコードが、パンクファッションやアンチテーゼの表現と重複して見えたことから、メンズ同様“COINCIDENCE”=「偶然の一致」をテーマに、様々な事象を重ね合わせたワードローブを展開していく。

■洋服から垂れる複数のコード

 ノイジーな柄の目立つメンズとは一変、今季のウィメンズウェアは余分なモノを排除したミニマルな表情が印象的。ホワイト、ベージュ、ネイビーなどベーシックなカラーパレットを基軸に、モノトーンや同系色で揃えたスタイリングが目立つ。そんな着こなしのアクセントとなっているのが、今季デザイナーが目を付けた“コード”。洋服の裾やサイドからヒラリと揺れるそれらのコードは、シンプルな洋服に躍動感をもたらし、アクティブな印象を添えてくれる。

■異素材のドッキングがもたらすもの

 また単調なパレットの中でも、女性らしさをさり気なく表現しているのが、素材のドッキングである。本来ラフなスウェット生地のホワイトのチュニックには、艶めくシャツ地のパフスリーブを組み合わせて、フェミニンなムードをプラス。またリネン100%のツイル生地で仕立てたブラックのマニッシュなワイドパンツには、なめらかなドレープを描くレーヨンをサイドに差し込んだことで、ミニマルなスタイリングでもエレガントに着こなすことができる。

■洋服に潜むミリタリーテイスト

 時にはミリタリーなムードも香らせて。ブラウンのスウェットシャツは、後部のアームのみギャザーを施して、MA-1のような独特なデザインを表現。また光沢感のあるプリーツと組み合わせたラップスカートや、ヨーク部分と袖のレイヤードで構築的なシルエットに仕上げたジャケットは、ミリタリーライクなカーキ色が多用されている。

■アイキャッチな花柄

 コレクションの中でひと際存在感を放っていたアロハ調の花柄のテキスタイルは、メンズコレクションでも展開されていたもの。ロング丈のティアードスカートには、オリジナルのボタニカル生地を組み合わせて、アイキャッチな一着に仕上げていた。

※本記事はファッションプレスニュースから配信されたものです。ファッションプレスでは、ブランド、デザイナー情報、歴史などファッション業界の情報をお届けしています。

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