Windows Defender、AV-TESTで初めて満点獲得

2019年8月3日 08:43

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記事提供元:スラド

 headless曰く、

 AV-TESTによる家庭向けWindowsアンチウイルスソフトウェアのテスト結果6月分で、Windows Defenderが初めて満点を獲得している(リポートSoftpedia)。

 AV-TESTのテストはマルウェアに対する防御率・検出率を評価する「Protection」および、実行による速度低下の小ささを評価する「Performance」、誤検知の少なさを評価する「Usability」の3カテゴリで各6点満点、合計18点満点で評価される。今回のテストはWindows 10を対象に5月と6月に実施された。

 Windows Defender/Microsoft Security Essentialsは2013年から2015年にかけてProtectionのスコアが非常に低くなっていたが、最近2年間は常に5点以上で推移している。PerformanceとUsabilityは以前から比較的高い評価を受けており、トッププロダクトの認定を獲得することも増えている。今回テストされたバージョン4.18は防御率・検出率ともに100%、誤検知0で速度低下も小さく、Microsoft Security Essentialsを含めて初の18点満点となった。

 今回、Windows Defender以外で満点を獲得したのは、F-Secure SAFE 17、Kaspersky Internet Security 19.0、Norton Security 22.17の3本。17.5点でAvast Free Antivirus 19.5とAVG Internet Security 19.5、Bitdefender Internet Security 23.0、Trend Micro Internet Security 15.0、VIPRE AdvancedSecurity 11.0の5本が続き、これら9本がトッププロダクトに認定されている。今回テストされたのは合計20本であり、トッププロダクトが半数近くを占める。

 16点未満はPC Pitstop PC Matic 3.0(14点)、Malwarebytes Premium 3.7.1(13点)、Webroot SecureAnywhere 9.0(11.5点)のみで、これらの製品も推奨プロダクトの認定は獲得している。

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