Google傘下のLoon、ケニアで気球使ったネット接続商用サービスを試験

2019年7月31日 22:42

印刷

記事提供元:スラド

 Anonymous Coward曰く、

 Googleの親会社であるAlphabetは以前より気球を使ってインターネット接続回線を提供するための技術を研究開発しており(過去記事)、Alphabet傘下のLoonがケニヤでこの技術を使った商用サービスの試験を開始するという(TechCrunchEngadget)。

 Loonのインターネット気球は成層圏の最上部を15kmから20kmあたりをジェット気流に乗って飛行するもので、すでに総計100万時間以上の滞空時間を達成しているとのこと。

 気球が長時間同一区域に留まるためには、特定の場所から流されすぎないようにする必要がある。成層圏付近では高度ごとに風向きが異なる層が複数存在するので、人工知能技術を使って気球の高度を調整し、異なる気流に乗って「8の字型」に飛行することで同一地域の上空に留まれるようにしているそうだ。

 スラドのコメントを読む | ITセクション | テクノロジー | Google | ネットワーク | インターネット

 関連ストーリー:
Google、「空気より軽い」新素材の研究を進めていた 2016年02月23日
Googleの実験的部門「Google X」、ホバーボードやテレポーテーション、軌道エレベーターの開発も検討していた 2014年04月22日
コミケ会場での通信エリア対策、コスプレをしたKDDIの「人間Wi-Fi隊」が注目を集める 2014年08月16日

※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。

関連キーワード

関連記事