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沖縄・八重山諸島でMaaS実証実験 船舶・バス・タクシーのシームレス利用
八重山MaaS事業の概要(TIS発表資料より) [写真拡大]
八重山MaaS事業連携体が計画する、離島船舶・バス・タクシーのシームレス利用サービスが、国土交通省の「新モビリティサービス推進事業」に採択され、2019年11月から2020年2月まで石垣、竹富エリアで実証試験が行われる。
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八重山MaaS事業連携体は、TISと琉球銀行、八重山ビジターズビューロー、沖縄セルラーアグリ&マルシェ、JTB沖縄、石垣市、竹富町の7組織で構成され、石垣、竹富エリアでのMaaSサービスの実装を目指している。
八重山諸島は、年間130万人以上が訪れる一大観光地であるものの、観光客による公共交通機関の利用は少なく、レンタカー利用割合が5割を超えている。交通網の乗継ぎ連携や交通網ごとのチケット購入などの不便が、観光客に公共交通機関が利用されない要因となっている。
そこでMaaS実証試験では、スマートフォンで交通網の予約から決済まで一括で実施できるサービスを提供することで、観光客を対象としたユーザー利便性向上と公共交通分担率向上などの検証を行う。
八重山諸島MaaS実証実験では、石垣、竹富エリアの離島船舶とバス、タクシーの乗車券を電子チケット化し、各公共交通手段を乗り放題でシームレスに利用できるサービスの観光客への受入れ度などを検証する。実証試験では、公共交通手段の乗降・利用データを収集分析して交通ルートの最適化等を図るだけでなく、観光・物産施設等への誘客等の連携企画にも活用する。
八重山MaaS事業連携体では、今回の国交省実証実験で石垣・竹富エリアでの観光地型MaaSの実現を図るが、その後、地域住民の交通便益向上に資するMaaSに展開するという。また、八重山諸島から沖縄県全体に拡張を目指すという。
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