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英広告自主規制団体、SNSで3万人以上のフォロワーいれば著名人扱いと判断
英広告自主規制団体の広告基準機構(ASA)は3日、ソーシャルメディアで3万人以上のフォロワーがいればオンライン広告の出演に制限のかかる著名人として扱われるとの判断を示した(ASAの発表、ASAのオンラインアドバイス、Ars Technicaの記事、The Vergeの記事)。
この判断は英国のブロガーが2月、睡眠薬の広告を自身のInstagramアカウントへ投稿したことに関するものだ。広告慣行委員会(CAP)が定める放送以外の広告やダイレクトマーケティング等に関するルール(CAP Code) 12.8では、医薬品のオンライン広告に著名人をキャスティングすることを禁じている。広告を出稿した製薬会社のサノフィは、このブロガーのフォロワーが4月時点で32,000人(現在は37,000人を超えている)であり、5,500万人のフォロワーを持つデビッド・ベッカムなどと比較して消費者の医薬品に関する意思決定に影響を与えるとは考えられないなどと主張。英大衆薬工業協会(PAGB)の確認も事前に行ったと述べていたという。一方、ブロガーはASAの要求に応じて投稿を変更する意思を示していたそうだ。
ASAでは3万人を超えるフォロワー数が多くの人々から注目を浴びていることを示すものだとし、CAP Codeが意図する著名人に該当すると判断。この広告は再び掲載されるべきではなく、ソーシャルメディアのインフルエンサーを含め著名人に医薬品を推奨させないようサノフィに命じたとのことだ。
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