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ローマン・ゴティエ、「ロジカル・ワン」の5本限定リミテッドエディション
ロジカル・ワン BTR。(画像:SwissPrimeBrands発表資料より)[写真拡大]
スイスの高級時計ローマン・ゴティエは5日、2013年のコンテストでグランプリを受賞した腕時計「ロジカル・ワン」のリミテッドエディションを、東京日本橋の日本橋タカシマヤウオッチメゾンで展示販売開始した。限定本数は5本で、価格は税抜1,700万円。
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ローマン・ゴティエは、2005年に創業した、高級時計の聖地とも呼ばれるスイス・ジュウ渓谷に在する高級時計ブランドである。2013年、ジュネーブウオッチメイキンググランプリの、時計界のオスカーともいわれるベストメンズコンプリケーション賞グランプリに輝いたのだが、それが「ロジカル・ワン」であった。ローマン・ゴティエの作品はすべてローマン・ゴティエ自身の設計によるものであり、自社工房で年間約60本のみを生産している。
ロジカル・ワンのリミテッドエディション、「ロジカル・ワン BTR」はシリアル番号5/5まで製造されたうち、日本で展示販売されるのはその5/5、最終ナンバーの品である。
このモデルは、吸い込まれるように美しいブルーのエナメル文字盤に、ブラックチタンとローズゴールドの輝きのコントラストを基調とする。
グランフーエナメルの文字盤は伝統的な手作業で高温焼成されるもので、その深くも美しい色合いはぜひ実見の価値がある。
ブラックADLCチタンケースはモダンな印象だが、ディティールに使われるローズゴールドは伝統的な色であるといえる。長針・短針、秒針、巻き上げのためのプッシュボタンなどにもローズゴールドが配されている。そのコントラストが、フュゼチューン機構、ブルーの文字盤などを引き立てている。
ロジカル・ワンのムーブメントのブリッジ内側にある鋭い面取りは、この作品が手作業によって仕上げられた優れた工芸品であることを証明する。何故なら、そのような作業を可能とする機械は今日なお存在していないからだ。
ロジカル・ワンは350の部品が幾種かの金属によって構成されているが、そのうちに妥協を許したパーツは存在しないのである。(記事:藤沢文太・記事一覧を見る)
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