iOS 13のパブリックベータ版が公開! 注目の新機能は?

2019年6月27日 21:36

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インターフェースやAppleの標準アプリなどの色調が暗くなり、目の負担を軽減する「ダークモード」。iOS 13の目玉となる機能の1つだ。(画像: Appleの発表資料より)

インターフェースやAppleの標準アプリなどの色調が暗くなり、目の負担を軽減する「ダークモード」。iOS 13の目玉となる機能の1つだ。(画像: Appleの発表資料より)[写真拡大]

 6月25日未明(日本時間)、Appleは最新OSとなる「iOS 13」のパブリックベータ版を一般公開した。今回は、iPhone向けとiPad向けそれぞれに最適化されたOSとなっており、別個のOSとしてリリースするのはApple史上初だ。

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 動作面、機能面、セキュリティ面など幅広い部分にわたって新機能の追加や改善が発表されている。大型アップデートならではの盛りだくさんのアップデート内容となっており、一部ではあるが、注目のアップデート内容を紹介しよう。

■ダークモード
 ダークモードは、システム全体及びiOSの標準アプリがダークカラーになり、暗い場所でも見やすくなる機能。暗い場所での画面が見やすくなる。既に明るさの自動調整機能やブルーライトをカットして目を保護するNight Shift機能などは搭載されているが、併用することでより目の負担を軽減できるようになる。

■写真アプリの自動仕分け機能が強化
 これまでは、各画面によって時系列がバラバラに表示されたり、似た写真があちこちに散らばったりなど、目的の写真を見つけづらかった。iOS 13からは「写真」「For You」「アルバム」「検索」の各画面に年月日フィルターが追加され、時系列順に表示できる。

 さらに似たような写真や散らかった写真を整理したり、非表示にしたりして、わかりやすく仕分けしてくれる。写真の自動仕分け機能に定評のあるGoogle Photoへと、一歩近付いた感がある。

■Apple IDを活用したサインインの簡略化&セキュリティ強化
 WebサイトやSNSにサインインする際には、アカウントとパスワードを入力する必要がある。サインインのために端末に登録したアカウント及びパスワードの確認や選択を、Apple IDだけで認証できる機能が追加された。

 ディベロッパーには、Apple側がランダムなIDやメールアドレスを提供してくれるため、プライバシーを守りながら快適に利用できる。万が一の情報漏洩対策にもおすすめだ。


 この他にも、片手入力の利便性を向上した「QuickPath」の追加や、マップアプリの機能強化など、充実したラインナップとなっている。iOS 13の正式リリースは2019年9月頃を予定しているとのこと。パブリックベータ版は一般ユーザーも試用可能なため、誰でも気軽に試すことができる。

 「Apple Beta Software」に登録すれば、インストール可能だ。ただし、パブリックベータ版はまだ不具合も多く含まれていることが予想されるため、使わなくなった端末で試すことをおすすめする。(記事:森野沙織・記事一覧を見る

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