UCCミルクコーヒー、50周年記念で初代デザインなどを復刻 数量限定販売

2019年6月25日 07:12

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左から初代、2代目、5代目、8代目デザイン。(画像:UCC上島珈琲発表資料より)

左から初代、2代目、5代目、8代目デザイン。(画像:UCC上島珈琲発表資料より)[写真拡大]

 世界初の缶コーヒーであり、そして今も販売が続けられているUCCミルクコーヒー。その発売50周年を記念して、歴代のパッケージを振り返る復刻デザイン缶が、7月1日から数量限定で発売される。

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 復刻されるのは初代(1969年)、2代目(1978年)、5代目(1993年)、8代目(2003年発売)の4種類。ちなみに最新のパッケージは2019年4月に登場した10代目である。なお、復刻されるのはパッケージであって、内容のコーヒーはいずれも現行のものと同じ。

 UCCミルクコーヒーは主原料の牛乳にコーヒーを加えた「ミルクコーヒー」であり、分類上は「乳飲料」になる。開発の当初から、ミルク感の強さにはこだわってきたという。

 UCCミルクコーヒーは誕生の翌年、大阪で開かれた日本万国博覧会、いわゆる大阪万博で大評判となり、これが当時ブームを呼んだ。そして2019年、認定期間50年、「缶コーヒーの最長寿ブランド」という項目で、ギネス世界記録への登録が認められている。

 この50年での累計販売本数は、約150億本。縦に積み重ねると、月までの距離の2往復と半分になるとのことである。

 またUCCミルクコーヒーの顔といえば、発売当初から維持されてきた「3色カラー」、トリコロールである。UCCミルクコーヒー自体が、通称「3色缶」ともいうくらいだ。これはいずれもコーヒーに関する色で、茶色が焙煎された豆、白はコーヒーの花(コーヒーには美しい白い花が咲くのである)、赤は熟したコーヒー豆を現している。(記事:藤沢文太・記事一覧を見る

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