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Facebookがグラフ検索機能を一部無効化 プライバシー問題が原因か
Anonymous Coward曰く、
Facebookは2013年、Facebook内のコンテンツに対し高度な検索が行える「グラフ検索」の提供を開始した。この機能では人間が話すような文章での検索や、検索結果を細かい条件でフィルターできるなどの特徴がある。これに対しては細かくユーザーのアクティビティを検索できてしまうことから提供開始時点からプライバシー侵害などを懸念する声があったが、このたびFacebookがこの機能を停止したようだ(TechCrunch、BuzzFeed News、Slashdot)。
Facebook側は一部機能の停止を認めており、Facebookの現社員だという人物は、「人を探したり(Bellingcatのように)何かを調べたりするために情報にアクセスできるようにすることと、それを防ごうとすることの間で、さまざまな衝突が社内外で起きている」と語っているという。ケンブリッジ・アナリティカ事件のような個人情報収集事件を再発させないよう機能の無効化を図ったようだ。
一方で、この機能は研究者や人権活動家などが戦争犯罪者や子供の虐待を行っている人物などの調査のために愛用されていたという。たとえば調査報道サイトBellingcatのHenk van Ess氏は、グラフ検索を使用して公開コンテンツから情報を引き出すためのツールを運用していたそうだ。彼は無効化後も回避策を見つけたものの、すぐに対策が取られたという。
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